岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ

千葉県野田市にある「関根名人記念館」いちいの
ホール。野田市は千葉県北部に位置し埼玉県に
近い場所にある。2003年６月６日、野田市と関宿
町は合併し、現在の野田市となった。

対局場の前には“のぼり”が立てられていた。

（吟）

関根金次郎支部の方々へ青野九段・豊川七段・藤田
女流初段による指導対局が始まった。

（藤田女流初段）

和服で凛々しい豊川七段。

（青野九段）

（吟）

まず関根十三世名人の碑に手を合わせる豊川七段。

（関根十三世名人のお墓をお参りする豊川七段）

豊川七段の師匠は関屋喜代作七段、そのまた師
匠は（故）土居市太郎名誉名人。その師匠が（故）
関根金次郎十三世名人。関根十三世名人から見
ると豊川七段はひ孫ということになる。
清水女流六段の師匠は（故）高柳敏夫名誉九段、
そのまた師匠が（故）金易二郎名誉九段。その師
匠が（故）関根金次郎十三世名人。関根十三世名
人から見ると清水女流六段もひ孫ということになる。

関根十三世名人門下の（故）渡辺東一名誉九
段のお墓も同じ敷地内にある。渡辺名誉九段
のお墓もお参りする豊川七段。

「うちの師匠も千葉出身、関根十三世名人・
渡辺名誉九段のお墓をお参りできて今回は
来ることができてよかったと思います。今回、
野田に来るにあたって、関根十三世名人の
棋譜もあらためて並べてきました」と豊川七
段は語り、感慨深い表情になった。

（写真はすべて昨日夕方、検分終了後のものです）

（吟）

野田市は風は冷たいものの快晴。

対局室と中継室は同じフロアとなっている。
中継室からは富士山も見える。

（吟）

里見女流名人はストロベリーショートケーキ、紅茶を注文。

清水女流六段はプリンアラモード、ストロベリーショートケーキ、
紅茶を注文した。

（吟）

（対局開始の一礼）

初手▲７六歩を着手する清水女流六段。

里見女流名人が２手目△３四歩を着手する。

清水の３手目は▲６八玉。この手に里見女流名人は
しばし考え込むことに。

３手目▲６八玉が指されたあとの里見女流名人の表情。

報道陣、カメラマンが退室したあとの対局室。

（吟）

先に入室して清水女流六段を待つ里見女流名人。

８時55分頃、対局室へ清水女流六段が入室。

（吟）

本局のチャット解説は瀬川晶司四段です。

「おはようございます。チャット解説役の瀬川です。
本日の女流名人戦第２局は清水さんの先手、里
見さんの後手となります。清水さんの居飛車、里
見さんの振り飛車は間違いないですが里見さんが
どこに飛車を振るかは難しい。ゴキゲンも有力です
が女流王将獲得の原動力となった角道を止めない
四間飛車と予想します。清水さんとしては本局を負
けると早くもカド番になってしまいます。なんとしてで
も勝ちたいところでしょう」。

（吟）

おはようございます。本日も女流名人位戦第２局を
本サイトでお楽しみ下さい。

（吟）

（清水女流六段）
「昨年の対局では帰り際に関根金次郎支部の
方から『来年、お待ちしています。必ず来てくだ
さい』と力強く励ましてくださったことが印象に残
っています。その声援を胸に頑張って、こうして
お会いできてうれしい。皆様のご期待に応えら
れるように自分らしい将棋を指したいと思います」。

（里見女流名人）
「明日は関根先生のゆかりの地で対局できるこ
とがうれしい。精一杯戦いたい。ご協力してくだ
さる皆様、応援してくださる皆様に恩返しできる
ようないい将棋を指したいと思います」。

花束を贈呈され、笑顔の両対局者。

20時頃、会場全体が笑顔に包まれ、前夜祭は
閉会となった。

（吟）