終局直後
西山新女流名人。
【西山新女流名人インタビュー】
――序盤は福間女流名人が攻めて、西山女流二冠が受ける展開でしたが、その辺りはどう見ていましたか。
「序盤戦は方針が難しいなと思っていまして。途中、銀桂交換で模様がいいのかなと思っていたのですけれど、進むに連れて、こちらの攻めも細いことがわかってきて。少し自信をなくしていました。途中は△7五角(84手目)が勝負手気味だったのかなと思うのですが。本譜は嫌味もある展開で難しかったのかなと思います。
――△5二金(60手目)を打たれた辺りの形勢判断はいかがでしたか。
「その辺は少し楽観してしまっていたので。△8五飛(64手目)に対して、本譜(△8四桂)じゃない順も掘り下げるべきだったのかなと思います」
――△6六銀(94手目)の王手飛車取りが入って形勢が後手に傾いたと控室では見られていましたが、その辺りご自身ではいかがでしたか。
「いえ、その感覚はあまりなかったので。まだ難解かなと思いながら指していました」
――勝ちを意識された局面はどの辺りでしょうか。
「成桂で馬を取ったあとの展開(△4七成桂(126手目)に本譜は▲同玉で先手玉に詰みが生じたが、▲同歩や▲5五玉ならば△3一竜と馬と取る展開が生じる)が、こちらに脅威が少ないのかな、というところで好転しているかなと思いました」
――五番勝負を3連勝で3期ぶり2回目の女流名人を獲得されました。いまのお気持ちを聞かせてください。
「ここ数年、連続でお世話になっていたタイトル戦ということで、一つ結果を挙げられて、そこは嬉しく思っています」
――昨年10月以来の女流三冠にも返り咲かれました。今後に向けても意気込みを利かせてください。
「今シリーズに於いても、運の面も大きかったかなと思うので、しっかり反省して、今後も目標を持って頑張っていけたらと思います」
福間前女流名人。
【福間前女流名人インタビュー】
――序盤は積極的に攻めていかれましたが、序盤戦はどう見ていましたか。
「自然な進行で攻めていけているのかなと思っていました」
――厳しいなと思われた局面などはありますか。
「途中ちょっと、手厚く受けるような展開にするべきだったのかなと思います」
――今シリーズは失冠という形になってしまいましたが、いまの率直な思いを聞かせてください。
「力不足だったと思うので、仕方のない結果かなと思います」
――来期の女流名人リーグの戦いも始まります。それに向けた意気込みを聞かせてください。
「地力を高められるように、目の前の対局に集中したいと思います」
(八雲)

