13時になって対局再開。西山女流三冠は▲9二歩と香取りに着手しました。この手も検討で挙がっており、以下△同香▲5六角△8三角▲6七角△9三銀の変化がどうかとされていたところです。本譜は▲6七角に代え、西山女流三冠は▲3四角(下図)と歩を取って歩切れを解消しました。下図から△3六歩と打たれると▲同歩は△同飛が十字飛車となって取れず、リスクも生じていますが、久保九段は△3六歩に▲2七歩を示し以下△2四飛▲6七角△3七歩成▲同銀となれば先手陣が安定するとの見解を述べました。

(12時50分。対局室に西山女流三冠が戻っていた)
(12時57分、福間女流名人が対局室に戻った)
(13時。対局が再開すると西山女流三冠はすぐに▲9二歩を着手した)
(打たれた歩に視線を落とす福間女流名人)
(13時1分の対局室。直後に△9二同香が指された)
(潤)