関根名人記念館(1)
千葉県野田市は「近代将棋の父」といわれる関根金次郎十三世名人(1868年~1946年)の故郷であり、将棋界と縁の深い土地です。関根名人は現在の将棋界の礎を築いた大人物で、日本将棋連盟の創立、自身の持つ十三世名人を返上しての実力制名人戦発足、木村義雄十四世名人ら後進の育成など、多くの功績を残しました。また、関根十三世名人の弟子で将棋連盟会長も務めた渡辺東一名誉九段も野田市の生まれです。
対局場の関根名人記念館は市の公共施設である「いちいのホール」の中にあり、関根十三世名人ゆかりの品を展示するとともに、来館者が使用できる対局室も設けています。当地で女流名人戦の番勝負が戦われるのは、3期連続14回目です。
【野田市】
http://www.city.noda.chiba.jp/index.html
【野田市観光協会】
http://www.kanko-nodacity.jp/
【関根名人記念館】
http://www.kanko-nodacity.jp/sekinekinenkan
(関根名人記念館入り口。原田泰夫九段の筆による看板が掲げられている)
(記念館前の廊下には、棋士の揮毫色紙がずらりと並んでいる。これでほんの一部だ)
(両対局者の色紙も今回の対局にあわせて用意され、入り口にいちばん近いところに飾られている)
(こちらは伊藤女流名人の大師匠である五十嵐豊一九段の色紙。五十嵐九段は、関根十三世名人の門下だ。つまり、伊藤女流名人は関根十三世名人のひ孫弟子に当たる)
(記念館に入ってすぐのところには、関根十三世名人と阪田三吉贈名人・王将の対局時の写真が。立会人は小野五平十二世名人)
(睡蓮)