今度は先手が詰まない
自玉に詰みはなく、相手玉を寄せ切れば勝ち、という局面を築いていた上田女王。
残り時間の少ない後手は△3九飛から果敢に詰ましにいきました。控室でも「先手玉は詰みそうだ」とみて検討されていましたが、変化が多くなかなか読み切れません。上田女王は王手で迫りましたが、左図まで進んで先手玉の不詰がはっきりしました。後手は持ち駒がなく、王手をかけられると合駒がない状況。現局面は、逆に先手の勝ちになったとみられています。
(若葉)
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