終局直後
上田 予想していなかった戦型だったのですけども駒組みからよく分からなかったですけど、途中は負けを覚悟した局面もあったので、もう少し序・中盤をしっかりしないといけないかなと。
―― 予想していなかったというのは居飛車に対する阪田流ということでしょうか。
上田 そうですね。
―― 予想してないかっただろうけど、うまく対応しているという声も聞かれましたが。
上田 悪くなったと思ったのはさばき合った直後なので、序盤としては自信がないという訳ではなかったです。ただよく分からなかったです。
―― 終盤は二転三転したと思うのですが、形勢判断は?
上田 銀を放り込んだところ(▲7一銀・107手目)は攻めの手番が回ったきたと思ったのですが、それまでは負けの局面もあったと思います。そこからも間違えていると思うのですが、よく分からないです。
―― ねじり合いを制しての1勝となりましたが。
上田 ただ1勝返せたというのは大きいことだと思うのですが、内容的にはちょっと途中どこでまずくしたのかなと反省しなければいけないと思っています。
―― 1勝1敗のタイになりました。第3局への抱負をお願いします。
上田 第3局までは日程が少し空くので万全の態勢で臨めたらなと思います。
―― 一局を振り返って頂いてどういった将棋でしたか
里見 序中盤はまずまずかなと。さばき合った局面も十分と見ていたのですが、ちょっと一直線に行ったのがまずかったですね。
―― 序盤の戦型はかなり話題になっていたのですが、居飛車でこられたら前から準備していたのですか?
里見 そうですね。
―― 負けを意識されたのは?
里見 ▲4五飛(103手目)と打たれてからおかしくしたと思います。そこでの対応が分からなくなったので、きっと△3四歩(102手目)が敗着なのではないかなと思います。
―― 1勝1敗となりまして第3局へ向けて。
里見 気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
(吟)