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2013年1月

2013年1月13日 (日)

前夜祭(3)

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(若葉)

前夜祭(2)

乾杯に引き続き、祝い舞として長唄「連獅子」が披露されました。

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(東京西川流師範・西川沢妙(にしかわさわたえ)さん)

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(西川沢妙教室門下生の福田珠希(ふくだたまき)さん。福田さんはまだ小学6年生)

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(西川流は日本舞踏の流派。五大流派の1つに数えられる)

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(両対局者に花束を手渡した福田さん)

(若葉)

前夜祭(1)

18時30分より、「ニューウェルシティ出雲」にて前夜祭が行われました。
その模様をダイジェストでお伝えします。

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報知新聞社常務取締役 大阪本社 代表
浜田 昭文
「里見女流名人は3年連続で開幕を地元で迎えられてさぞかし嬉しいことと思います。
 上田女王はアウェーではありますが、本紙のインタビューでも敵地ではないと思って
 いると語っておりました。
 15年ぶりの20代対決、あるいは史上初の名人対女王とうたい文句も決まっておりま
 す。若さを前面に出して明日の対局をドラマチックなものにしていただきたいと思い
 ます」

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日本将棋連盟 専務理事
田中 寅彦 九段
「ご存じの通り、昨年末に米長邦雄会長が亡くなりました。私は米長前会長の大改革を
 間近で見てまいりましたが、米長前会長の想いを引き継いで、新会長・谷川浩司を中
 心に頑張っていきます。
 女流名人位戦は私もファンの立場で見て、いい取組になったと思います。里見さんも
 上田さんも一番強くなる20代前半で、一番見ていて面白い将棋が指せる好取組にな
 りました。
 その報知新聞(スポーツ報知)の紙面(PR版)を見ていて、冒頭の記事が少しだけ気
 になったので紹介します。「ホント、出雲は何もないですよ。私が地元を好きなのも
 『何もないから』なんです。」とありますが(会場笑)、『襟裳岬』でも係争が起こっ
 たくらいです。今や里見さんは出雲の観光大使のような存在です。里見さんの一言で
 出雲の産業が変わるくらいの想いで情報をもらって発信していくといいのではないか
 なと思います。きついことも言いましたがこれはもう運命です。出雲市の皆さん、これ
 からも里見さんを支えていただきたいと思います。上田さんにとってもアウェーの話
 ばかりでしたが、これもまた運命です。ここでどうするかが勝負師ですので、明日は
 いい将棋を期待しております」

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出雲市長
長岡 秀人
「今年は60年に1回の出雲の大社(おおやしろ)の大遷宮の年です。この年に3年連続で
 女流名人位戦の第1局を開催できることを誇りに思います。米長邦雄前会長が大変な
 功績を残しながらお亡くなりになって本当に残念に思いますが、米長さんとはひとつ約
 束がありました。将棋の家元・伊藤家の創始者、伊藤宗看(初代)が出雲の出身である
 と。そのルーツをはっきり証明してほしいと言われていましたが、この約束も叶わぬこと
 となりました。将棋に懸ける米長さんの想いを里見さんや上田さんは受け継いでステッ
 プアップしていただきたい。また「女流名人位戦」の「位」が取れるのは男性棋士と互角
 に戦えるときになったときというお話をいただいております。ぜひそれを目指して頑張っ
 ていただきたいと思います」

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<特別協賛社挨拶>
株式会社ユニバーサルエンターテインメント 広報・IR室 部長
堀内 信之
「当社は女流名人位戦に協賛させていただいて24年になります。将棋の普及・啓蒙に協力
 させていただいていただいております。事業以外への協賛をさせていただくことによって当
 社の事業を理解いただくとともに交流を深めていただきたいと思っています。
 駒桜に当社は賛同させていただいておりまして、私も子供の頃から将棋が好きでしたので、
 昨年の8月に将棋クラブを社内に作りまして、11月に初めて将棋教室を開催いたしました。
 そのときに田中寅彦理事、上田初美女王、伊藤明日香女流初段に来ていただき、非常に
 社員が喜んで将棋を教えていただきました。将棋は人と人の触れ合いの中でコミュニケー
 ションを図る大切な場であると思いました。あのときは誰が里見さんへの挑戦権を得てもお
 かしくない状況でしたが上田さんが挑戦権を獲得したので、こういったご縁もあったのかな
 と思います。非常に若いお二人がいい戦いを繰り広げられることを期待して、楽しみにして
 おります」

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<乾杯>
日本将棋連盟 島根県支部連合会 会長
原 成充
「今年も出雲での女流名人位戦開催に感謝しております。先ほど田中専務理事から里見さ
 んへ温かいことばをいただきましたが、感謝しております。里見さんには人間的にも大きく
 なってほしいと願っているファンはたくさんおります。上田さんは2年前に女流名人位戦の
 聞き手で出雲に来られていて、全く縁のない方ではございません。ふるさとに戻ってきたと
 いう気持ちで頑張っていただきたいと思います」

(若葉)

検分(5)

対局室の検分は特に問題はなく、短時間で終了しました。
続けて大盤解説会場の「縁結び交流館」に移動し、下見が行われました。
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(大盤解説を務める山崎七段と、 聞き手の香川愛生女流初段。「立派な大盤ですねー。連盟のは磁石の利きが弱かったりしますからね」と山崎七段)

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(第1局のポスター。出雲市HP でも閲覧できる)

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(下見を待つ間、「週刊将棋」紙を読んでリラックス)

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(紙面では旧関西将棋会館の特集が組まれている。「北畠(旧会館の所在地)で2度対局したことがあるんだけど、歩くとみしみしいってね……」と思い出を語る田中寅九段)

(若葉)

検分(4)

まだ20代前半の両者ですが、タイトル戦の経験は豊富。
現地入りしてからもリラックスしている姿が目立ちます。

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(地元出身の里見女流名人。出雲で五番勝負を戦うのは今年で3年連続)

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(上田女王は第37期の第1局で、大盤解説の聞き手として出雲を訪れている)

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(シリーズ前の主催紙インタビューでは「聞き手で伺って観光もさせていただいたので、アウェーではあっても敵地という印象はないですよ」)

(若葉)

検分(3)

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(駒の感触を確かめる両者。20代同士の女流名人位戦は15年ぶりのことである)

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(里見女流名人。4連覇なるか)

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(上田女王。自身初の2冠目を目指す)

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(左から立会の杉本昌隆七段、専務理事の田中寅彦九段、記録係の荒木隆三段、大盤解説の山崎隆之七段)

(若葉)

検分(2)

第1局で使用される駒は、関西駒の会所属の一典(いってん)師の作品です。
書は錦旗。

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(署名を入れる上田女王)

(若葉)

検分(1)

記念撮影の後、対局室の検分が行われました。

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(対局場のある「出雲文化伝承館」)

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(若葉)

記念撮影(速報)

対局に先立って、出雲大社(いずもおおやしろ)で記念撮影が行われました。
撮影の様子は明日、詳しくお伝えいたします。
お楽しみに。

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(若葉)

第39期五番勝負、開幕。

あけましておめでとうございます。

新年を迎え、今年もユニバーサル杯女流名人位戦五番勝負が開幕します。3連覇中の里見香奈女流名人が迎え撃つのは上田初美女王。20代の若き実力者による番勝負が、伝統の舞台で実現しました。両者の間でタイトル戦が行われるのは今回が初めてです。4連覇を目指す女流棋界の若き覇者・里見と、「女王」の貫録を身にまとい成熟のときを迎えた上田。大事な初戦を制すのはどちらでしょうか。

注目の第1局は2013年1月14日(月)、島根県出雲市「出雲文化伝承館」で行われます。対局は9時に開始予定です。立会人は杉本昌隆七段、現地大盤解説は山崎隆之七段、聞き手は香川愛生女流初段、記録係は荒木隆三段。Twitter解説は門倉啓太四段が担当します。

現地からは棋譜・コメント担当の翔記者と、ブログ担当の若葉が対局の模様をお伝えします。どうぞよろしくお願いいたします。

(若葉)

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