第53期王位戦七番勝負第3局 Feed

2012年8月 2日 (木)

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本日はご観戦ありがとうございました。本局の小池大志氏による観戦記は9月2日から西日本新聞・北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞にて掲載されます。

第4局もインターネット中継で王位戦をお楽しみ下さい。

(吟)

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両対局者が大盤解説会場に姿を見せると割れんばかりの拍手が湧き起こった。

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封じ手の局面を振り返る。本譜の△3六歩▲2八銀△4四歩▲2二角△5五角▲5六歩で△2八角成▲同飛△3七歩成の変化が調べられた。

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ファンの方も両対局者の登場に大喜び。

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(吟)

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――△3五歩(22手目)に▲3六歩と反発されたのですが、分かれはいかがでしたか?

藤井「難しいですよね。難しいですが、銀交換になって自分だけ(銀を)持てているので、さばけたのかと思ったのですが、そうですねぇ……。封じ手の局面が手が広すぎて、△3六歩と無難な手を選んでしまったのですが、封じ手の場面は難しかったですね。今日の指し手の△3七歩成(42手目)ではなく△2八角成でしたね。ただあの遊び銀を取るなら飛車を残した方がと思ってしまったんですね。△3七歩成が良くなかったですね。進んでみると△2八角成の方が良かったです」

最後も2度目の△6九銀(58手目)から、かなり迫っていましたが。

「ちょっと駒損が響く展開になってしまったので自信はなかったです」

(吟)

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――△3五歩(22手目)に▲3六歩と反発していったわけですが、分かれはいかがだったでしょうか?

羽生「そうですね。まあ△3五歩を突かれたので、こちらも行かないといけない形になったと思ったのですが、こちらだけ銀を使わされる形になって、あまり自信はなかったです。ただ手が広い局面で難しいとは思いました」

――その後もギリギリの攻防が続いたと思うのですが。

羽生「ずっと際どいと思って指していました。最後の方も分からなかったです」

――どの手で勝ちを意識されましたか?

羽生「▲6六桂(91手目)と打って初めて良くなったんじゃないかなと」

(吟)