2016年7月 6日 (水)

Img_3587終局後、両者は満員の大盤解説会場へ。

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「△8六飛(58手目)から△2六飛と回られて、▲2七桂と打つようでは自信がなかったですね。その前にどこか問題があったのだと思います」(羽生王位)

Img_3592万雷の拍手で見送られた。

Img_3558終局直後の様子。

Img_3562終局後のインタビューに答える木村八段。

【木村八段の談話】
―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「何か、封じ手のところはちょっと苦しい……悲観していたので、あんまりいい感触はなかったんですけど。攻め合いになってチャンスが出てきたかなという感じで。いや、よくわかりませんでした」

――2枚換えになったあたり(51手目付近)はいかがでしたか。
「あんまり芳しくないと思ってました」

――△8六歩(54手目)で反撃するような展開になりましたが。
「ちょっと、飛車をいく順番(△2六飛と△7六飛)がよくわからなくて」

――難しい終盤戦だったと思いますが、どのあたりでいけそうだと思われましたか。
「いや、まったくいい勝負ぐらいだと思っていたのでわからなかったですが、△4三歩(94手目)と止めて、少しチャンスが出てきたかなと」

Img_3570同じく羽生王位。

【羽生王位の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「▲7五歩(39手目)から積極的に動いていったんですけど、あんまり成果がなかったですかね。△2六飛(60手目)と回られた局面は何かもう自信がなくなってしまったので。その前に何か問題があったのかもしれません」

――終盤は寄せ合いで難しかったと思うのですが。
「うーん、ちょっとそうですね、何か苦しいような気がしていました。先に飛車を打たれてしまっているので、その分ちょっとつらいかなと思っていました」

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羽生善治王位に木村一基八段が挑戦する第57期王位戦七番勝負第1局▲羽生善治王位-△木村一基八段戦は18時44分、98手で木村八段の勝ちとなりました。
消費時間は▲羽生7時間59分、△木村7時間56分。第2局は7月27・28日に神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。

9518時40分頃の局面。図の▲6四歩で羽生王位は1分将棋になりました。木村八段は5分残しています。検討陣は手抜いて△2六桂で後手よしと見ていますが、まだ勝勢とは断言されていません。いよいよ大詰めです。

79時刻はまもなく18時を回ります。図の▲9一竜までは、検討陣の予想通りでした。問題は後手の次の一手。決着をつけにいくなら△4九金、長い勝負にするなら△8一歩が予想されています。
「どちらかが勝ちだと思うんですよ。ここは読みきりたいですが難解です。自分は、いま現在は△4九金でいけそうと思っていますが……」(佐々木勇五段)

具体的には、図から△4九金▲2八玉に△4八金と迫ったときに、後手玉が詰むかどうかが問題で、それが容易には読みきれないようです。

Img_3169木曽川沿いにある水神の祠。