現局面(37手目▲9五角)までの見解を山崎隆之八段にうかがいました。
「序盤は後手に穴熊に組ませないために、久保九段がよくばった指し方をして模様を張りました。それに対し、永瀬王座は先手の囲いが完成しないうちに仕掛けましたね。
▲9五角と出て、▲5一角成が受かりません。無理に受けると▲7三歩と打たれて、▲7五飛と銀を取られてしまいます。予想手順は△7六歩▲5一角成△8六歩▲同歩に△8二飛ですね。先手の馬と後手の飛車、どちらの大駒が使えるかの勝負になります。私自身は居飛車党なので、馬と比べると飛車の攻撃力がわずかに高いところを評価します。ここからの数手が振り飛車側の腕の見せ所です。まもなく昼食休憩ですが、あまり昼食を味わえない局面になっています」
(葵殿の庭園から控室を望む)
(翔)
昨日、京都市街(京阪三条駅付近)からウェスティン都ホテル京都(地下鉄蹴上駅付近)まで歩きました。
(京阪三条駅付近から鴨川を見る。「かもがわ」には「賀茂川」「鴨川」と異なる表記があるが、この地域は「鴨川」と書く)
(三条大橋。このあたりの河岸は「三条河原」と呼ばれ、安土桃山時代には盗賊の石川五右衛門が釜茹での刑に処せられたとされる)
(鴨川にはカモを始め、野鳥が多く見られる。冬は渡り鳥のユリカモメが風物詩)
(三条大橋は東海道五十三次の西側の起点として知られている)
(鴨川沿いの料理店では「床」と呼ばれる高床式の座敷を作っている。特に夏季は「納涼床」と呼ばれて人気を博すが、今年は新型コロナウイルスの影響で床の使用を取りやめた店舗もあるそうだ)
(現在の河川敷は、遊歩道として活用されている)
(翔)