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(昼食休憩時の盤面) (昼食休憩時の御上段の間)
(永瀬叡王のお盆周りにはアイテムがいっぱい。中央にバナナが見える)
(豊島名人の王将。打ち込まれた銀が明暗を分けそうだ)
(永瀬叡王の玉将。使用駒は児玉龍兒師作の源兵衛清安書)
(飛龍)
12時、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲永瀬1時間10分、△豊島1時間48分。昼食の注文は豊島名人が内山田のステーキ弁当、永瀬叡王がやまがそばの親子丼とおにぎりでした。対局は12時40分から再開されます。 (豊島名人の昼食。赤だしがついている)
(永瀬叡王の昼食。おにぎりは俵型)
写真はいずれも同じものを別途注文して撮影しています。
上図は1時間3分の長考で△3五同歩と応じたところ。▲3五同銀△同銀▲同角と銀交換に進み、豊島名人は△3三金と立ちました。昔から「名人に定跡なし」といわれますが、あまり見ない対応で、がら空きになった2二の地点が気になります。
(大胆な指し回しを披露した豊島名人。当然、深い読みの裏づけがあるのだろう)
矢倉に進んだ本局、16手目の△5二金で前例を離れ、その後、10時過ぎに下図の▲3五歩が指されました。前例を離れて以降、合流した将棋はありません。下図で豊島名人の長考は40分に達しています。
(駒袋から駒を取り出す豊島名人)
王座戦では第67期から、一次予選~五番勝負における消費時間の計測方式が変更されました。従来は60秒未満を切り捨てていましたが(例:1分40秒→1分)、今後はチェスクロックを使用して秒単位での計測になります。持ち時間が各5時間なのは変わっていません。
(残り時間を表示したタブレット。対局が始まると数字が減っていく)
(対局開始1分足らずで△6二銀が指されたところ。チェスクロック使用を意識しているのか、序盤は進行が早かった)
本局は7月25日(木)8時50分から7月26日(金)0時まで、AbemaTVで動画中継されています。
解説:中村太地七段、三枚堂達也六段、佐々木大地五段
聞き手:山口恵梨子女流二段、中村桃子女流初段
対局開始からスラスラと▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀……、と進んで矢倉になりました。図は9時20分頃の局面。永瀬叡王は5筋の歩を突かないで進めている点が工夫で、すでに前例を離れています。
(先に入室して豊島名人の到着を待つ永瀬叡王)
豊島名人の振り歩先で、振り駒の結果はと金が3枚。永瀬叡王の先手に決まりました。 (先手は永瀬拓矢叡王)
(後手になった豊島将之名人)
(駒を並べる両者。観戦記担当は上地隆蔵さん)
おはようございます。第67期王座戦挑戦者決定戦、豊島将之名人-永瀬拓矢叡王戦を中継いたします。対局は関西将棋会館にて、7月25日(木)9時開始予定。持ち時間は各5時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒未満の着手となります。
(玄関は西向き。この時間帯はまだ開いていない)
棋譜・コメント入力は武蔵記者、ブログは飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。