カテゴリ

第66期王座戦五番勝負第1局

2018年9月 4日 (火)

延命地蔵

鶴巻温泉駅から徒歩ですぐの場所には、延命地蔵が祀られています。約250年前に江戸の商人が米寿を記念して造立したものの、巨大すぎたために運搬を断念して路傍に放置されたところを周囲に住んでいた人々が供養するようになったという風聞が残されています。

Dsc_2568

Dsc_2577(高さ3.3メートルと、かなりの大きさ)

Dsc_2583

Dsc_2564(こちらは今年6月に鶴巻温泉駅前の広場に設置された延命地蔵のモニュメント)

(睡蓮)

先手の猛攻

20180904e図は15時30分過ぎの局面。先手の斎藤七段が角銀交換をいとわずに2筋から押し込んでいく展開になっています。先手が勢いよく攻めていますが、現局面では(1)△4三金、(2)△4三角、(3)△2八歩など後手も手段が多く、形勢はまだまだ難しいようです。

Dsc_3049(斎藤七段)

(睡蓮)

おやつ

15時過ぎに、両対局者におやつが出されました。注文は中村王座が「チョコレートケーキ、抹茶、ホットコーヒー」、斎藤七段が「タルトフリュイ(いちご)、アイスストレートティー」です。

Dsc_3227 (中村王座のおやつ)

Dsc_3229

Dsc_3230 (斎藤七段のおやつ)

Dsc_3234

※写真のおやつは撮影用に注文したものです。

(睡蓮)

14時50分頃の控室

Dsc_3220(控室の継ぎ盤は1面から2面に増えている)

Dsc_3222 (二つ目の継ぎ盤を囲んでいるのは、左から勝又清和六段、連珠棋士の岡部寛九段、元女流棋士の藤田麻衣子さん)

(睡蓮)

出雲大社相模分祠

秦野市には、出雲大社の神々を分霊して祀った分祠があります。1888年(明治21年)に出雲大社の第80代国造・千家尊福の要請により創建され、1975年に現在地に移転しました。

Dsc_24171 (「関東のいづもさん」として親しまれる出雲大社相模分祠)

Dsc_24111_2 (手水は江戸時代からある湧き水。名水百選の地である秦野ならではといえる)

Dsc_24071(拝殿。本社の拝殿とよく似た造りだ)

Dsc_24091 (迫力あるしめ縄)

Dsc_2395 (オオクニヌシの使いである龍蛇神を祀った社。こちらでも水が湧き出ている)

Dsc_24221_2

(睡蓮)

西山朋佳女王が控室に

Dsc_3204 (13時35分頃、西山朋佳女王が控室を訪れた)

Dsc_3217 (西山女王は明後日の9月6日に第67期王座戦の一次予選を戦う。相手は松本佳介六段)

Dsc_3212(継ぎ盤ではすでに終盤の変化も示されている)

(睡蓮)

再開の一手は△4四歩

20180904d中村王座は昼食休憩が明けたあともさらに15分ほど考えてから再開の一手を指しました。着手は先手の2筋の突き出しを放置して4五桂を取りにいく△4四歩。強気な一手で、盤上の緊迫感をさらに増しました。

Dsc_3078_2(決断の一手を放った中村王座)

(睡蓮)

対局再開

Dsc_3168 (中村王座は再開15分前には盤の前に戻っていた)

Dsc_3178 (斎藤七段は12時56分に戻る)

Dsc_3179

Dsc_3183 (急に雨脚が強まり、両対局者が窓の外に目を向ける場面が)

Dsc_3190_2

Dsc_3199_2 (対局が再開されても、中村王座はすぐに指すことなく考え続けた)

(睡蓮)

昼食休憩時の対局室

Dsc_3135

Dsc_3131 (手番の中村王座の側から見た盤面)

Dsc_2843(中村王座が背にしている床の間)

(睡蓮)

昼食休憩に入る

20180904c12時10分、この局面で中村王座が10分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲斎藤1時間33分、△中村1時間10分。昼食の注文は中村王座が「チキンカレー、グレープフルーツジュース」、斎藤七段が「ビーフカレー、アップルジュース」です。対局は13時に再開されます。

Dsc_3146 (中村王座の昼食)

Dsc_3148_2 (チキンカレー)

Dsc_31531_2 (斎藤七段の昼食)

Dsc_3155 (ビーフカレー)

※写真の食事は撮影用に注文したものです。

(睡蓮)

このサイトに掲載されている記事・イラスト・写真・商標等の無断転載を禁じます。