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2023年8月 4日 (金)

終局直後

Fujii09(勝った藤井聡太竜王・名人)

Toyoshima09 (敗れた豊島将之九段)

Ue10(すぐにインタビューが行われた)

―一局を振り返って

藤井 序盤から角を転回されて▲6四歩(51手目)と突き捨てて仕掛けていったのですが、進んでみると無理筋だったというか、それ以降は苦しい展開にしてしまったのかなと思っていました。終盤は苦しい中でどう勝負するかという局面が長く感じました。

―終盤、ポイントとなった局面は

藤井 ハッキリどこかと挙げるのは難しいんですけど……、角を取れた(125手目▲2六歩)あたりは好転していてもおかしくないかなと思ってやっていたのですが、そのあとまた負けにしてしまっているかなという気もしたので、指していても分からないことが多かったです。

Inter2_2

―勝ちになったところは

藤井 ▲3四竜(157手目)と香を取ったときに自玉が大丈夫であれば、もしかしたらいけるのかなと考えていました。

―王座初挑戦の率直な感想

藤井 王座戦ではここ数年は好結果がまったく出せていなかったので、今期、挑戦できたことはうれしく思いますし、五番勝負もしっかりいい状態で臨めればと思います。

―五番勝負は八冠の懸かるシリーズとなる

藤井 (伊藤園お~いお茶杯)王位戦も継続中ですし、直ちに意識することはないのですが、それに挑戦できるのは貴重な機会だと思うので、しっかり全力を尽くしたいと思います。

Inter1_2

―一局を振り返って

豊島 難しい将棋だったと思うのですが、多分、チャンスを逃しているんだと思いました。

―どのあたりか

豊島 いろいろあったとは思うのですが、▲3三歩(135手目)と打たれたあとに逃げ方を間違えたような。そこに至るまでも多分、いろいろ悪手を指しているんだと思います。

Inter3

―一局全体としては苦しい時間が長かったのか

豊島 いや、ハッキリしない局面が多かったなと思います。

―序盤は珍しい戦法、用意の作戦か

豊島 そうですね。

―今期王座戦を振り返って

豊島 今日の将棋がもうちょっとうまく指せそうなイメージだと思うので、反省が多い内容でした。

―藤井竜王・王位の指し手の印象は

豊島 終盤はめまぐるしく局面が変わっていったので、印象よりも対応を考える時間が長かったです。

Inter4 (多くの報道陣に囲まれてのインタビューだった)

(飛龍)

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