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2022年10月 4日 (火)

今期の序盤進行

今期の五番勝負はすべて角換わり。研究勝負の側面が強い戦型で、序盤の進行は速くなりがちです。今期五番勝負について、10時までにおおよそ何手進んだのか、初めて30分を越える長考に沈んだのは何手目だったのかをまとめてみました。かっこ内の名前は、最初に30分以上の長考をした棋士です。

第1局 10時までに44手 最初の長考(永瀬)45手目 豊島勝ち
第2局 10時までに70手 最初の長考(永瀬)94手目 千日手(指し直し局は永瀬勝ち)
第3局 10時までに71手 最初の長考(豊島)76手目 永瀬勝ち
第4局 10時までに62手 最初の長考(__)__手目

本局はどちらが先に長考するでしょうか。ちなみに第66期五番勝負の中村太地王座-斎藤慎太郎七段戦(段位と肩書は当時)で10時までに指された手数は、第1局から順に、37手、29手、31手、41手、37手でした。計時方式がチェスクロック式とストップウオッチ式の違いの影響はありますが、速くなっているのは間違いありません。

Dsc_9743(永瀬王座は早めに対局室に入り、気を高めていた)

(牛蒡)

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