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2013年9月

2013年9月18日 (水)

有馬の街

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(有馬温泉街は細い路地と坂道が多い)

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(天神泉源。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉。中の坊瑞苑でも使われている)

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(この湯は濁った色が特徴。写真は市内にある無料足湯「金の湯」)

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(地域猫。人によくなれていた)

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B123


(牛蒡)

中の坊瑞苑

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(瑞苑の外観)

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(庭園の池はロビー内まで続く。美しい鯉が目を楽しませてくれる)

(牛蒡)

貴志祐介氏

第2局の観戦記担当は作家の貴志祐介(きし・ゆうすけ)さんです。掲載は10月7日から。
代表作は『悪の教典』(文藝春秋)や『ダークゾーン』(祥伝社)など。後者は第23回将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞しています。また共著に『ドキュメント電王戦』(徳間書店)があります。愛棋家として知られており、前期の王座就位式では祝辞を述べられました。

【第60期王座就位式の模様】
http://www.shogi.or.jp/topics/2012/12/60-6.html

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(控室の貴志さん。朝から精力的に取材を続けている)

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(久保九段が貴志さんに解説している)

(牛蒡)

桐山清澄九段

王座戦は1953年に創設され、1983年の第31期からタイトル戦に格上げされました。本局の立会人を務める桐山九段は、ノンタイトル戦時代の第23期に優勝しています。タイトル戦になった第34期は中原誠王座(当時)に挑戦しましたが0-3で敗れました。

【過去の王座戦】
http://www.shogi.or.jp/kisen/ouza/index.html

第34期五番勝負の第2局は「中の坊瑞苑」で行われました。以下に棋譜を掲載します。中原王座に桐山棋聖が挑んだシリーズでした。当時の持ち時間は各6時間。戦型はひねり飛車でした。

第34期王座戦五番勝負第2局
昭和61年9月12日 兵庫県・有馬温泉・中の坊瑞苑

▲棋聖 桐山 清澄
△王座 中原 誠

▲2六歩  △8四歩  ▲2五歩  △8五歩  ▲7八金  △3二金  
▲2四歩  △同  歩  ▲同  飛  △2三歩  ▲2六飛  △6二銀  
▲9六歩  △1四歩  ▲3八銀  △6四歩  ▲7六歩  △3四歩  
▲7五歩  △6三銀  ▲4八玉  △4一玉  ▲3九玉  △4四歩  
▲6八銀  △4二銀  ▲7六飛  △3一玉  ▲6六歩  △3三角  
▲6七銀  △7二金  ▲9七角  △2二玉  ▲7七桂  △4五歩  
▲2八玉  △8四飛  ▲5八銀  △9四歩  ▲6七金  △5四銀  
▲8六歩  △同  歩  ▲8五歩  △8二飛  ▲8六飛  △8三歩  
▲7六金  △1五歩  ▲7九角  △6三金  ▲5六歩  △4三銀引
▲5七銀  △2四歩  ▲4六歩  △2五歩  ▲4五歩  △5四金  
▲4六銀  △2四角  ▲8九飛  △4六角  ▲同  角  △4五金  
▲5七角  △2六歩  ▲5九飛  △3三銀  ▲4六歩  △5六金  
▲7九角  △4七銀  ▲8九角  △3八銀成▲同  玉  △4七銀  
▲2八玉  △4四銀直▲6五歩  △4二飛  ▲6四歩  △3五銀  
▲6三歩成△4八歩  ▲3九金  △4六金  ▲5三と  △3六銀引成
 まで、90手で中原誠王座の勝ち。
(消費時間=▲5時間38分、△3時間27分)

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(控室にて、桐山九段)

(牛蒡)

羽生王座と中の坊瑞苑

羽生王座が「中の坊瑞苑」で王座戦を戦うのは本局が9回目。
第40期に挑戦者として戦って以来、8戦全勝(下表参照)と相性の良さは抜群です。

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(羽生王座)

(牛蒡)

中村六段が中央から動く構え

Ouza20130918010118a図は18手目△5三銀右まで。
中村六段にしては珍しい2手目△8四歩で対局が始まりました。以下局面は相矢倉模様に。△5三銀右は週刊将棋で中村六段自身が解説している戦型で、△8五歩▲7七銀△5五歩と動く狙いです。自信を持っての採用。羽生王座が熟考しています。
(銀杏)
D145 (対局前の中村六段)

飲料水

中村六段の席にはスポーツドリンクと水が置いてありました。この2つを割って飲むのが中村六段のスタイルのようで、第1局では話題になりました。羽生王座の席には水だけが用意されています。

D155

(牛蒡)

盤側

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(桐山清澄九段)

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(久保利明九段)

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(貴志祐介さん)

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(古森悠太初段)

(牛蒡)

対局開始

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(定刻の9時に対局開始)

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(初手▲7六歩)

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(2手目△8四歩)

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(以下、▲6八銀で矢倉になった)

(牛蒡)

対局者入室

8時49分、中村六段が入室。8時53分、羽生王座が入室。
8時55分、対局の準備が始まりました。

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(中村六段)

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(羽生王座)

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(牛蒡)

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