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簡単なインタビューが行われた後、すぐに感想戦が始まりました。
■羽生善治王座
「仕掛けの糸口を見つけにくい将棋でした。攻めが細かった気がします。入玉模様になって悪くしました。(72手目△1四歩の局面の見解を聞かれて)その直前の▲7八金右は成算があって指したわけではありません。しかし他の手もわかりませんでした」
■中村太地六段
「2手目△8四歩でどうなるかわかりませんでしたが、△5三銀右急戦は狙ってみようと思っていました。しかし、つまらない将棋にしてしまったかもしれません。自分から手がつくれなくなってしまったので。(72手目△1四歩の局面の見解を聞かれて)本譜の順で攻められたら仕方がないと思っていました。その後は、ちょっとわからないですね。いい手があったかもしれませんが、わかりませんでした」
(牛蒡)
羽生善治王座に中村太地六段が挑戦する第61期王座戦五番勝負第2局は23時21分、203手で羽生善治王座の勝ちとなりました。消費時間はともに4時間59分。五番勝負は1勝1敗のタイとなりました。
第3局は10月2日(水)横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」にて行われます。
(銀杏)
23時20分、202手まで進んでいます。後手玉の現在位置は3六の地点。先手勝勢とみられています。
図から▲6八銀が王手。守りの穴熊が攻めに働き始めました。入玉をめぐる戦いは総力戦になりました。
なお、再逆転をささやかれた141手目▲2二歩以降も、検討陣の評判は揺れ続けています。「23時は越えそう」と言われています。
(牛蒡)