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2012年9月

2012年9月 5日 (水)

難解な戦い続く

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△9六桂に▲7七銀と上がった局面。控室からは「難しい、難解だ」の声が聞こえる。まだまだ大変な戦いは続いている。あまりの熱戦に「これは22時は確実に回るね」の声も聞こえる。残り時間は渡辺王座23分、羽生二冠36分。

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(吟)

20時40分の対局室

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(20時40分の対局室。羽生二冠は席を外している。朝から矢内女流四段はほとんど対局室に。熱心にメモを取っている)

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(▲5一角に△6二金引とした局面。たがいに渋い応酬だ)

(吟)

時刻は20時20分、指し手は100手

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時刻は20時20分、△3二飛で指し手は100手。少し前は先手が指しやすいとの評判だったが、ここへ来て後手が盛り返し混戦になったようだ。▲3三歩とたたく手が検討されている。

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(20時25分頃の控室)

(吟)

20時の「横浜ロイヤルパークホテル」

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(大観覧車の時計は19時56分。すっかり真っ暗だ)
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(吟)

控えて打て

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桂を打つなら△9六桂と思われていたが、羽生二冠は△8四桂と控えて打った。△8四桂が伝えられると「ほう、控えて」「そっちですか」と声が上がった。「桂は控えて打て」格言通りの一手だ。△7六桂と角の利きを使って攻める意図だろう。

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(控室では3面の継ぎ盤で検討されている)

(吟)

19時20分の局面

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△9五香と走った手に対し▲4四歩が検討されている。△同銀なら▲2四飛や▲5一角と先手には厳しい手が残っている。▲4四歩なら先手が指しやすいとの評判だ。

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(広瀬七段と加藤女流王座の継ぎ盤も▲4四歩の局面で止まっている)

(吟)

再開後の一手は▲9七同桂

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19時となり対局が再開。渡辺王座は再開後すぐに▲9七同桂。△9六歩には▲8五桂△同歩▲同銀に△9五香と走って攻めの継続か。

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(再開の19時、すぐに▲9七同桂と応じた渡辺王座)

(吟)

夕食休憩中に

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(控室と連絡を取りながら天井カメラを調整)

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(天井カメラは休憩中に復旧した)

(吟)

夕食休憩に入る

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図の△9七歩に渡辺王座が8分使って18時となり夕食休憩。休憩までの消費時間は▲渡辺王座3時間33分、△羽生二冠3時間44分。対局は19時に再開される。

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(夕食の注文は渡辺王座が天ぷらうどん)

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(羽生二冠の夕食の注文はおにぎりセット(お新香、小鉢、みそ汁付き)、温かいお茶)
※対局者と同じものを注文し撮影しました。

(吟)

検討の合間に

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(検討の合間に瀬川五段、伊藤四段、高見四段が控室の窓から景色を眺める。

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(そこへ横浜在住の河口七段が若手棋士たちへ地理を解説)

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(吟)

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