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2010年9月

2010年9月28日 (火)

検分前の控え室

17時40分頃になり、控え室には関係者が続々と集まってきた。18時の検分まで、関係者同士で談笑したりと思い思いに時間を過ごす。17時55分すぎ、羽生王座が控え室に姿を現し、一同は対局室へ移動した。

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(藤井九段。真剣な眼差しが、明日の昼食メニューをとらえる)

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(こちらは鈴木大介八段)

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(控え室に飾られた掛け軸。「堂々と勝ち 堂々と負ける  九段 原田泰夫 書」と書かれている)

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陣屋へ

鶴巻温泉駅から陣屋へは、徒歩で5分ほど。記者が入り口に着いたところで写真を撮っていると、到着した羽生王座とばったり鉢合わせ。羽生王座は旅館の担当者に案内され、石が敷き詰められた砂利道を歩いていった。

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(陣屋入り口から、玄関へ続く道。羽生王座は何度この道を通ったのだろう)

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この後、18時より検分が行われる予定。

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鶴巻温泉駅

陣屋のある秦野市の鶴巻温泉駅へは、小田急線の急行に乗って新宿から1時間ほどで着く。鶴巻温泉駅を出ると、辺りは温泉街らしくのどかな雰囲気に包まれている。遠くを見やれば、雨で洗われた山々の緑。じわっと目にしみるような優しい色で、なんだかほっとしてしまう。

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(小田急線小田原方面のホーム)

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(駅構内の周辺案内。「陣屋」の文字が大きく記されている)

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(「飛翔」と題されたオブジェ。駅前で見ることができる)

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王座戦第3局、「陣屋」にて対局

羽生善治王座に藤井猛九段が挑戦する第58期王座戦五番勝負は、羽生王座の2連勝で第3局を迎えた。羽生王座は現在、王座戦18連勝中。この第3局に勝てば、19連勝・19連覇という凄まじい記録を打ち立てることになる。いっぽう藤井九段は、10年ぶりの王座戦挑戦。2000年の五番勝負では、フルセットの末敗れ王座奪取はならなかった。カド番に追い込まれ厳しい状況だが、この第3局に勝って巻き返しを図りたいところだ。10年前と同じように、フルセットの死闘をもう一度期待したい。

第3局は、明日29日の9時より神奈川県秦野市「陣屋」にて行われる。立会人は石田和雄九段 、記録係は石田直裕三段。棋譜解説チャットの担当は高崎一生五段。インターネット中継は棋譜・コメント入力を烏記者が、本ブログを文が担当する。最後までお楽しみいただければ幸いである。

・NIKKEI 将棋王国 http://hobby.nikkei.co.jp/
・王座戦中継サイト http://live.shogi.or.jp/ouza/

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(文)

2010年9月22日 (水)

本日の棋譜

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終局は21時1分。消費時間は▲藤井4時間53分、△羽生4時間5分。

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本日は1日ありがとうございました。第3局は9月29日(水)神奈川県
秦野市「陣屋」にて行われます。第3局も本サイトでお楽しみ下さい

(吟)

感想戦(2)

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深々と礼をして感想戦が終了した

(吟)

感想戦

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連勝スタートの羽生王座

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気持ちの整理はついていたのか、感想戦での藤井はサバサバとしていた

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谷川九段も感想戦をじっと見つめている

(吟)

終局後インタビュー

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羽生王座
「ちょっと攻めが細いかなと思いながら仕掛けた。ほかには分からなかった。厳密には無理かなと思った。(68手目)△3九銀を見つけて良くなったと思った。第3局もこれまでと変わらずに臨みたい」

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藤井九段
「(41手目)▲6三角までは経験のある形。2回目の△7五歩(48手目)に▲同銀でないといけないが、考えているうちに自信がなくなり本譜を選んだ。しかし、おかしかった。調べてみないと分からない」

羽生王座、連勝

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投了図は△6九角まで。▲3七馬と引くのは△5八角成
▲4六玉△4五銀までの詰み。

86手まで羽生が勝利を収め、対戦成績を2-0とした。
第3局は9月29日(水)神奈川県秦野市「陣屋」にて行われる。羽生王座は王座戦の
連勝を18連勝に伸ばし、王座戦19連覇まであと1勝とした

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最終手の△6九角を着手する羽生王座を映すモニター

(吟)

後手勝勢

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図の▲3八飛に△6三歩が厳しい。▲7三角成は△8六飛とズドンと走って後手が勝勢だ

(吟)

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