2021年3月12日 (金)

両者は検分のあと、それぞれ揮毫に臨みました。

Kigou01 (まずは渡辺王将から)

Kigou03(横長の紙が2枚用意された)

Kigou04_2 (落款を押す)

Kigou05 (続いて永瀬王座)

Kigou07 (硯(すずり)は紙の上方に置くよりなかった)

Kigou08 (ギュッ)

Kigou09 (渡辺王将は「新慶」、永瀬王座は「鬼亀」と揮毫した)

両対局者はさんべ荘に着いたあと記念撮影に臨み、16時30分からの検分を行いました。記念撮影の様子は明日以降のアップを予定しています。

Kenbun01 (左から高田三段、福崎九段、北浜八段)

Kenbun03 (永瀬王座は10分以上も前に入室すると、自ら厚みの薄い座布団に取り替えた)

Kenbun04 (渡辺王将着座。定刻より5分ほど早く始められた)

Kenbun05 (駒の感触を確かめる渡辺王将。通常よりも厚みのある駒のようだ)

Kenbun07(互いに2枚ずつ並べたところで駒は問題なしとされた)

ほかに照明、室温設定、封じ手記入やおやつを食べる場所などが確認されました。記録机のアクリル板は実際には2日目の午後から立てられます。棋具への多少の手入れを渡辺王将から進言があったほかは問題なく終わり、それぞれ揮毫に臨みました。

Kenbun09 (検分終了の一礼)

渡辺明王将(名人)に永瀬拓矢王座が挑戦する第70期王将戦七番勝負は、第5局までが終了。渡辺王将の開幕3連勝から永瀬王座が2勝を返しました。第6局は3月13日(土)から14日(日)にかけて、島根県大田市の「さんべ荘」で行われます。先手は永瀬王座。持ち時間は各8時間。1日目の18時を過ぎると手番の棋士が次の手を封じ、翌日9時から指し継がれます。立会人は福崎文吾九段、副立会人は北浜健介八段、記録係は高田明浩三段(森信雄七段門下)がそれぞれ務めます。

中継は棋譜・コメントを夏芽記者、ブログを飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

Sanbe01(対局場となるさんべ荘。対局前日はあいにくの空模様だった)

Sanbe03 (しっかりとした雨が降っていた)

2021年3月 2日 (火)

Img_0029(2日目のお昼頃、雨が弱まって虹が見られた)

第5局は永瀬王座がシリーズ2勝目を挙げました。これで通算成績は渡辺王将3勝、永瀬王座の2勝となりました。第6局は3月13日、14日(土、日)、島根県大田市「さんべ荘」で行われます。
以上で本局の中継を終了します。ご観戦、誠にありがとうございました。

Img_0132(終局直後の対局室)
Img_0127(勝った永瀬拓矢王座)
□永瀬王座インタビュー

--本局を振り返って

 序盤で△9四歩(14手目)という手が入っているのが珍しい将棋だったが、本譜の主張になっていたように思う。形勢はよく分からなかったので互角であればと思っていた。

--封じ手以降の進行については
 少し指せていてもおかしくないと思っていたが、具体的にはわからず、難しいと思いながら指していた。

--勝ちを意識したところは。
 最後は変な寄せをしてしまったが、最後の△8五金を打って形勢がいいのかなと。

--2勝3敗になった。第6局の抱負は。
 次も教えていただけるので、準備して臨みたい。

Img_0138(敗れた渡辺明王将)
■渡辺王将インタビュー

--本局を振り返って
 左辺を押さえられ、▲8八銀(41手目)の辺りでは、5八玉型で頑張ればさほどと思っていたが、そのあと1筋と3筋に手をつけられ、玉の居場所がわからなくなった。その辺りの指し方に問題があったと思う。

--次局に向けて
 連敗になってしまったが、気を取り直してやりたい。

Ousho202103010101_110第70期王将戦七番勝負第5局は、永瀬王座の勝ちとなりました。終局時刻は17時50分。消費時間は▲渡辺7時間56分、△永瀬7時間2分(持ち時間各8時間)。シリーズのスコアは渡辺王将3勝、永瀬王座2勝に。第6局は3月13・14日(土・日)、島根県大田市「さんべ荘」で行われます。