第67期王将戦七番勝負第5局
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両対局者が、明日の対局に向けての抱負を語りました。
「皆さまこんばんは。明日から第5局になりますが、しっかりといい将棋を指したいなと思っております。さんべ荘は、初めて王将戦に挑戦したとき(2008年、第57期)に対局させてもらい、それから10年近く経つんだなという思いです。そのときのご縁がありまして、プライベートでも何度かこちらに来ていますが、家族で近くに魚釣りに行って1匹も釣れなかったり、そのあとつかみ取りもあったのですが、それも1匹も取れなかったりで(笑)娘たちもすごくいい経験をさせてもらいました。こちらのさんべ荘に私と羽生(善治竜王)さんの写真が飾ってありますが、それを娘が発見しまして『似た人がいる』と(笑)。それ以来、プロ棋士だけの研究会で訪れたりして、そういう意味では自分の中でホームと言ってもいい場所なので、20年先、30年先の棋士が見たときに『これはすごい』と言われるような、いい棋譜を残せるように頑張りたいと思います」
(豊島将之八段のあいさつ)
「皆さまこんばんは。私は今回初めてさんべ荘さんに来させていただいたのですが、先ほど対局場を検分しまして、非常に趣のある落ち着いた場所で、集中して対局できると感じました。また温泉やこれからのお食事も楽しみにしています。ここまで1勝3敗と苦しい展開になっていますが、どのような展開になっても自分のベストを、全力を尽くすことが大切ではないかと思っています。厳しい日程が続いていますが、昨年10月ぐらいから忙しい状況下で指していて、体が馴染んできたと言いますか、対局したあとも疲れなくなってきましたので、明日からは全力でいい将棋を指せるのではないかと思っています。関係者の皆さま、地元の皆さまには3日間お世話になります。よろしくお願いします」
(文章書き起こし=夏芽記者、撮影=武蔵)
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(主催者あいさつ 若菜英晴・毎日新聞社執行役員大阪本社副代表)
「将棋の醍醐味は、『誰も思いつかないような一手を見つけること』と谷川浩司九段の講演で聴きました。明日そんな一手が見れるのかどうか、楽しみにしております」とあいさつ。
(主催者あいさつ 磯部亨・スポーツニッポン新聞社取締役大阪本社代表)
「連日の熱戦を拝見すると、両者の知力、精神力、気力、そして体力に改めて敬意を評します。明日からの対局、さらなる熱戦を期待します」と語った。
(主催者あいさつ 脇謙二・日本将棋連盟常務理事)
「お二人の将棋は大熱戦が多く、見ごたえが多い。明日からの対局も熱戦を期待しています」と見どころを述べる。
(歓迎あいさつ 楫野弘和・大田市長)
「両対局者にはさんべ荘の美味しい料理と、名湯三瓶温泉の湯をご堪能いただきまして、英気を養っていただきたい」とねぎらった。
(原成充・日本将棋連盟島根県支部連合会長)
「歴史に残るような一戦を大いに期待したい」と歓迎。