10時30分頃、両対局者におやつが運ばれました。久保王将はフレジェ（イチゴとバニラのムース）、豊島八段はフルーツの盛り合わせです。
（久保王将の注文したフレジェ）

（豊島八段の注文したフルーツの盛り合わせ）

10時、現地の大盤解説会が始まりました。トップバッターには立会人の福崎文吾九段、副立会人の稲葉陽八段が登場しました。

（福崎文吾九段）

（稲葉陽八段）

（１日目の午前という早い段階にもかかわらず、多くの来場者でにぎわっていた）

対局開始から30分の局面です。

ここから久保王将は▲２八銀△６二銀に▲１七銀（下図）と繰り出しました。△３五歩で相振り模様に進むかと思いきや、豊島八段は△６二銀と居飛車を匂わせます。すると、久保王将は３五の歩を狙って、▲１七銀と繰り出しました。モニターに▲１七銀が映ると「いった！」という声が響き渡りました。

（早速、継ぎ盤を動かす村田智弘六段）
（控室の関係者は▲１七銀に驚きの声を出す）

久保王将が駒箱を開けて、対局の準備が始まりました。

朝、対局が始まる前の対局室の様子です。

（対局室には静かな時間が流れていた）
（この盤上で戦いの火花が散る）
（記録係の清水航初段が対局の準備を進める）

（先に入室したのは豊島八段）

９時、定刻どおりに対局が始まりました。

（先手の久保利明王将）
（後手の豊島将之八段）

（久保王将は３手目に飛車を持ち上げ）
（▲６八飛と四間飛車に構えた）
（豊島八段は４手目の着手に時間をかけた）

日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントでは、星野良生四段が１日目の解説を担当します。

本局の模様は将棋プレミアムで動画中継されます。１日目の解説は伊藤真吾五段、聞き手は内田晶さんがそれぞれ務めます。

おはようございます。現地の大田市は前日の雨は上がり、雲の隙間から晴れ間が見えています。王将戦七番勝負の持ち時間は各８時間。１日目は９時に対局が始まり、18時に封じ手となります。ここまでは３局が相振り飛車、１局が居飛車対振り飛車の対抗形でした。本局はどうなるでしょうか。一日のスケジュールは下記のとおりです。

9:00　 対局開始
10:30　午前のおやつ
12:30～13:30　昼食休憩
15:00　午後のおやつ
18:00　封じ手

対局者退出から閉会までの様子です。

（閉会のことば　森田博久・大田商工会議所会頭）

（最後は三本締めをもって前夜祭が終了した）

対局は明日９時開始です。どうぞお楽しみに！