2026年3月

2026年3月25日 (水)

1日目の昼食は、藤井王将が「ハンバーグ弁当」と「自家製ジンジャーエール」。永瀬九段は「デミグラスと温玉チーズハンバーグ・ご飯付き」「おにぎりセット(豚汁・漬物・塩むすび・こんぶ)」「焼きドーナツ(バニラ)」「ホットコーヒー(濃さ:ストロング)」「フレッシュいちごミルク」の5品を頼んでいます。

藤井王将の昼食
(藤井王将の昼食)

永瀬九段の昼食
(永瀬九段の昼食)

デミグラスと温玉チーズハンバーグ
(デミグラスと温玉チーズハンバーグ・ご飯付き)

これまで藤井聡太王将はタイトル戦に36回出場していますが、2日制の七番勝負でフルセットになるのは今回が初めてです。

ちなみに過去、王将戦の七番勝負で第7局までもつれ込んだ例は16回あり、(故)大山康晴王将は第15期で、羽生善治王将は第56期でフルセットの勝負を制し、王将獲得10期目で「永世王将」の称号資格を得ています。

第2期 1953年 大山康晴名人 ○●○●●○○ 丸田祐三八段 大山勝ち
第7期 1958年 升田幸三王将 ○○●●○●● 大山康晴前名人 奪取
第15期 1966年 大山康晴王将 ●○●●○○○ 山田道美八段 防衛
第20期 1971年 大山康晴王将 ○●●○●○○ 中原誠十段・棋聖 防衛
第21期 1972年 大山康晴王将  ●○○○●●○ 有吉道夫八段 防衛
第24期 1975年 中原誠王将 ○●○○●●○ 米長邦雄八段 防衛
第31期 1982年 大山康晴王将 ●○●●○千○○ 中原誠名人  防衛
第37期 1988年 中村修王将 ●○●○○●● 南芳一棋聖 奪取
第39期 1990年 南芳一王将 ●○○○●●● 米長邦雄九段 奪取
第44期 1995年 谷川浩司王将 ○○●●○●千○ 羽生善治竜王・名人 防衛
第55期 2006年 羽生善治王将 ○○○●●●○ 佐藤康光棋聖 防衛
第56期 2007年 羽生善治王将 千●○○○●千●○ 佐藤康光棋聖 防衛
第58期 2009年 羽生善治王将 ○●●○●○○ 深浦康市王位 防衛
第63期 2014年 渡辺明王将 ○○●●○●○ 羽生善治三冠 防衛
第64期 2015年 渡辺明王将 ○○●●○●● 郷田真隆九段 奪取
第69期 2020年 渡辺明王将 ○●○●●○○ 広瀬章人八段 防衛
第75期 2026年 藤井聡太王将 ●○●●○○? 永瀬拓矢九段  

※各肩書は当時。星は左から順にタイトル保持者側から見たもの。
※第3期までは前期王将と名人による「被挑戦者決定戦」の勝者と、「挑戦者決定リーグ」の優勝者が七番勝負に進む形式だった。

藤井王将
(藤井王将は六冠堅守なるか。今週末には棋王戦の第5局を控えている)

▲4五歩

永瀬九段が仕掛けて中盤戦に入りましたが、早くも両者の消費時間に1時間以上の差がつきました。控室の桐山九段は、ここまでの流れを見て「永瀬さんのほうは、この形になれば、こう指そうと温めていた順でしょうね」と話しています。

桐山九段
(立会人の桐山九段は高槻市文化スポーツ振興事業団の理事長に就任している)

福崎文吾九段
(控室に顔を出した福崎文吾九段。胸元に「はにたんバッジ」をつけている)

10時30分、両対局者に午前のおやつが用意されました。藤井王将のおやつは「珈琲わらびもち」と「アイスティー(ストレート)」、永瀬九段は「あまおうタルト」「焼きドーナツ(オレンジ)」「フレッシュいちごミルク」「はちみつレモンのソーダ割り」の4品を頼んでいます。

藤井王将のおやつ
(藤井王将のおやつ)

珈琲わらびもち
(珈琲わらびもち)

永瀬九段のおやつ
(永瀬九段のおやつ)

あまおうタルト
(あまおうタルト)

△7五歩

第7局は藤井王将の先手で角換わり相腰掛け銀になりました。両者が最も得意とし、深い研究が行き届いた戦型です。

永瀬九段が△3一玉~△2二玉と移動したことで、データベースの前例がなくなりましたが、着手の早さから見て用意の作戦であることは分かります。40手目△7五歩で戦いが始まりました。

永瀬九段
(ほとんど時間を使わず指し進める永瀬九段。どこまでが研究範囲なのか)

inゼリー
(開始前の対局室)

大林二段
(駒を磨く大林二段。立会人の桐山九段から見て孫弟子になる)

桐山九段
(その後、桐山九段と日本将棋連盟常務理事の糸谷哲郎八段が席に着いた)

永瀬九段
(先に永瀬九段が入室。8時40分だった)

永瀬九段
(先に奪取に王手をかけた永瀬九段。王将獲得なるか)

永瀬九段

定刻の9時になり、対局が始まりました。振り駒の結果、先手は藤井王将です。

対局開始
(対局開始の一礼)

藤井聡太王将

◆藤井 聡太(ふじい そうた)王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王)◆

  • 2002年7月19日生まれ(23歳)
  • 棋士番号307
  • 愛知県瀬戸市出身
  • 杉本昌隆八段門下
  • 2012年、6級で奨励会入会
  • 2016年、四段(プロ入り)
  • 2018年、五段。同年、六段。同年、七段
  • 2020年、八段
  • 2021年、九段
  • タイトル戦登場は36回。獲得は王将4期、竜王5期(永世竜王)、名人3期、叡王3期、王位6期(永世王位)、王座2期、棋聖6期(永世棋聖)、棋王3期の計32期
  • 棋戦優勝は14回

永瀬拓矢九段

◆永瀬 拓矢(ながせ たくや)九段◆

  • 1992年9月5日生まれ(33歳)
  • 棋士番号276
  • 神奈川県横浜市
  • 安恵照剛八段門下
  • 2004年、6級で奨励会入会
  • 2009年、四段(プロ入り)
  • 2012年、五段
  • 2013年、六段
  • 2017年、七段
  • 2019年、八段
  • 2020年、九段
  • タイトル戦登場は17回。獲得は叡王1期、王座4期の計5期
  • 棋戦優勝は3回

盤
(▲2六歩△8四歩の出だし。最終戦も相居飛車の戦いだ)

特別対局室