2013年3月

2013年3月 7日 (木)

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図は15時20分頃の局面。△5九飛までの消費時間は▲佐藤6時間16分、△渡辺6時間6分。
後手から次に厳しい手はないものの、攻めて後手に駒を渡すとすぐに危険なるとのこと。また、先手が玉形を整えなおすことも難しいとのことで、控え室の見解は後手優勢で一致しています。

「▲4六角と打ちたいのですが、△5八飛成▲7九玉△6七桂▲同金△7八歩▲8八玉△6七竜▲7八金△4七竜(参考図)と角取りの先手をとられて、次の△8五歩が厳しそうです。▲4六角には△5七桂(詰めろ)も見えますが、▲4七角と受けられて容易ではありません」(真田七段)

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(15時25分頃の控え室。吉田正和五段が来訪し検討に加わりました)

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(こちらは到着直後の吉田五段。キリリと引き締まった表情)

15時を回り対局室におやつが運ばれました。これが最後のおやつとなります。

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(佐藤王将の注文、フルーツ盛り合わせとホットみかんジュース、ホットコーヒー)

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(渡辺竜王は、ケーキとホットコーヒー)

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(フルーツ盛りは、ぶどうと地元蒲郡産のみかん、リンゴのタルト)

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(こちらはメープルシロップチョコレートロールケーキ、ぶどうとオレンジ添え)

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図は14時45分頃の局面。
先手玉に王手がかかり、対局はいよいよ終盤戦の様相を呈しています。

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(2日目午後に入り、現地大盤解説会は100人を超す盛況)

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「局面はまもなく終盤戦、形勢は難解です」と真田七段。

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(聞き手を務める中村桃女流1級)

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(西浦温泉は名古屋の東南、三河湾に面した小さな半島にある)

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(海から見た西浦温泉)

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(海岸から見た対局室)

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(防波堤には釣り人)

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(海岸は遊歩道が整備され、半島をぐるっと回ることができる)

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(名産のあさり漁が行われている)

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12時30分、図の局面で昼食休憩に入りました。
消費時間は▲佐藤5時間42分、△渡辺5時間6分。
昼食の注文は佐藤王将がきしめん、渡辺竜王が刺身定食。前日と同じ注文でした。
対局は13時30分に再開されます。

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(佐藤王将注文のきしめん。おにぎりは鮭。前日も部屋に運んでからおにぎりの追加注文があったとのこと)

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(渡辺竜王注文の刺身定食。サザエ・手長エビ・ホッキガイ・カンパチ・マグロなど)

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図は11時50分頃の局面。
渡辺竜王は▲3三歩のたたきに△同角と応じました。

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控え室では立会人の佐藤義則八段が関係者と継ぎ盤を挟んで検討している。
「△3三同桂には▲4一銀で危険と見たんですかね。△3三同角で後手はしばらく丁寧に面倒を見るつもりでしょう」とのこと。

▲4一銀は次に▲3二銀成△同玉▲2一銀の狙いで、△3一金に寄せ切れるかどうかの勝負になります。

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(銀波荘売店に飾られている扇子。過去に行われたタイトル戦のものが全てあるようだ)

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(佐藤王将が名人に挑戦と二度の防衛戦に臨んだ際の扇子)

10時30分、対局室におやつが運ばれました。
注文は両者ともにフルーツ盛り合わせ(リンゴ・キウイ・ミニケーキ付き)とホットコーヒーです。

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(佐藤王将のほうは小倉ケーキ付き)

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(渡辺竜王はミルクレープ)