2013年3月 7日 (木)

控え室は後手優勢の見解

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図は15時20分頃の局面。△5九飛までの消費時間は▲佐藤6時間16分、△渡辺6時間6分。
後手から次に厳しい手はないものの、攻めて後手に駒を渡すとすぐに危険なるとのこと。また、先手が玉形を整えなおすことも難しいとのことで、控え室の見解は後手優勢で一致しています。

「▲4六角と打ちたいのですが、△5八飛成▲7九玉△6七桂▲同金△7八歩▲8八玉△6七竜▲7八金△4七竜(参考図)と角取りの先手をとられて、次の△8五歩が厳しそうです。▲4六角には△5七桂(詰めろ)も見えますが、▲4七角と受けられて容易ではありません」(真田七段)

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(15時25分頃の控え室。吉田正和五段が来訪し検討に加わりました)

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(こちらは到着直後の吉田五段。キリリと引き締まった表情)