終局直後 (終局直後) (勝った木村八段。シリーズを2勝2敗のタイに戻した)――お疲れ様でした。まずは木村八段に伺います。▲4五歩で攻め合いになりましたが、いかがでしたか。木村 難解でよくわかりませんでした。こちらは囲いが薄いですので。――終盤はいかがでしょう。木村 よくわかりませんでした。いい勝負かなと。――どのあたりでよくなりましたか。木村 勝ったと思ったのは▲2二金ですね。 (敗れた羽生王位)――羽生王位、お疲れ様でした。本局の感想をお願いします。羽生 封じ手前後はいろいろあったと思いますが、△6四角を打った構想がよくなかったですね。――終盤はいかがでしょうか。羽生 足りないと思って指していました。
木村の見切り 木村八段の▲7七金は薄い受けのようですが、これで先手が踏みとどまっているようです。(1)△5八銀は詰めろですが、▲1一竜△1二金▲6六金が詰めろ逃れの詰めろ。 (2)△1二銀は▲2二金で、後手は受けが難しいようです。 ギリギリの粘りを見せている羽生王位、何かひねり出せるでしょうか。
18時ごろの局面 △6六同馬に木村八段が手を止めています。控室では▲7七金打が検討されていましたが、現在は▲1一竜がまさるといわれています。▲1一竜以下△1二金なら▲4四桂打と馬筋を遮断するのがうまい手で、それで後手玉は寄っているようです。 (対局カメラより、羽生王位) (木村八段)
麻生大浦荘 大正末期に建てられたとされる麻生大浦荘は「筑豊御三家」である麻生一族の住宅のひとつ。数寄を凝らした和風入母屋書院造りが特徴で、1階773.4平方メートル(約234坪)、2階62.7平方メートル(約19坪)と非常に大きいです。 (円の中から撮影した写真。キンモクセイ、ギンモクセイ、ヤマモモを組み合わせて造っているそうだ) (21日の対局検分のときに、木村八段が興味深そうにのぞいていた)
最終盤 局面は大詰めを迎えました。ツイッター解説の北浜健介八段は「先手優勢」と見ており、「▲3二金には△同飛▲同桂成△1三玉でしょうか。▲2一竜が詰めろにならないのが後手の強みです。ただし、▲2一竜で▲2二金は考えられます。▲2三金△同玉▲2一竜以下の詰めろで△1二金にも▲同金△同香▲2二金で部分的には受けが難しい格好です。とすると戻って▲3二金に△1三玉かもしれません」と解説しています。先手は手番を生かしてどう迫るか。木村八段がチャンスを迎えているようです。 (再開前の木村八段)