決着近し 佐々木七段は追い詰められ、▲5四歩の垂らしでチャンスを待ちました。以下△4七金▲4九玉△4八金打▲同飛△同金▲同玉△4七飛▲3八玉△5七飛成▲4九玉△6七馬▲3八玉△5六馬▲4九玉……という王手の千日手があるため、先手玉に即詰みはありません。藤井王位にうまく着地する策はあるでしょうか。 (朝に1日目の再現をする両者。2日目が始まったその瞬間から、流れが変わったといわれていた)
緩急自在 5七の金を食いちぎり、藤井王位が決めにいったかと思われました。 数手進んで△4四金は攻防手。先手からの▲4四歩を消しつつ、5筋の玉頭攻めに厚みを持たせました。ここでも村山八段から「手厚い」という声が上がっています。 (ペースを握り続ける藤井王位。あとは戦力不足にならないかどうか)
終盤入り口、手が止まる 局面は終盤に差し掛かったところです。15時40分、佐々木七段が20分ほど手を止めて考えています。先手陣は横からの攻めにもろく、△2九馬~△1八馬で飛車を取られるわけにいきません。福崎九段は「封じ手から流れが変わった」、村山八段は「封じ手以降、△7四角成~△8五馬の構想が素晴らしかった」とそれぞれ関係者に向けて本局の流れを解説しています。 (苦しい局面を迎えている佐々木七段。何か策を探りたい)
六甲山(2) (山道は基本的に歩きやすく踏みならされている。木漏れ日が幻想的だ) (写真左手前で折り返す。有馬温泉付近の山道はこの繰り返しがしばらく続く) (進んでいくと、山道の表面が徐々にゴツゴツと) (登山者とすれ違うこともしばしば。当時は土曜日の朝だったが、20人以上とあいさつをした)
飛車捕獲だが 15時手前の局面です。継ぎ盤では△5五歩に▲3六歩で飛車を捕獲できるものの、△同飛▲同金△5六歩▲同歩△3九角▲4七飛△6六角成(変化図)が一例として示され、村山八段は手厚さが主張になるとして後手よしの見解でした。 実戦は▲4七金に対して、△5五歩▲3六歩に△2五飛と寄っています。 このあたりから両者の指し手のペースがともに上がっています。本局は両者とも長考がありましたが、現局面で残り時間にほとんど差はありません。 (控室では後手よしといわれている)