2023年8月15日 (火)

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15時過ぎ、佐々木七段は57分の長考で▲2九飛(25手目)と引きました。2日制のタイトル戦らしいスローペースの進行です。最近は事前研究で序盤を早く指して時間を温存することが多く、タイトル戦も例外ではなくなりました。本局は両者ともじっくり構想を練り、昔の相掛かりを思い起こさせる展開です。

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今回の嬉野対局には九州に縁のある関係者が集まりました。中田八段と豊川七段は九州研修会の幹事を務めています。中田八段の弟子の一人である武富女流初段は佐賀県出身。3人は前夜祭でも楽しげなトークで会場を盛り上げていました。写真は午前中の控室で検討する様子です。

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12時30分、藤井王位が1時間38分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲佐々木七段1時間15分、△藤井王位2時間4分。昼食は藤井王位が角煮御膳、佐々木七段が刺身御膳。どちらも嬉野名物の湯豆腐がセットになっています。対局は13時30分に再開されます。

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嬉野温泉は古い歴史を持ち、江戸時代には宿場町として栄えました。和多屋別荘は1950年創業。2万坪の広大な敷地の中央には嬉野川が流れています。建物の一部には薩摩藩島津家の家紋があり、島津家が使用していた上使屋の面影も。対局室は佐賀鍋島藩の別邸を移築した貴賓室「洗心」が使われています。

タイトル戦は1992年に第50期名人戦七番勝負第3局の中原誠名人-高橋道雄九段戦、2007年に第20期竜王戦七番勝負第4局の渡辺明竜王-佐藤康光二冠戦(肩書はいずれも当時)が行われています。王位戦では2021年に第62期七番勝負第4局が予定されていましたが、豪雨災害により対局場変更。2022年の第63期七番勝負第4局は、挑戦者の豊島将之九段が新型コロナウイルスに感染したことで延期され、いずれも開催には至りませんでした。今期は念願の嬉野対局が実現しました。

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