お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負第3局 Feed

2026年7月28日 (火)

A7v05212(対局者あいさつ 藤井聡太王位)


「登別には子どものころに家族旅行で訪れていまして、対局で再び訪れることができてうれしく思っております。地獄谷も15年ぶり2回目の見学になりました。迫力に圧倒されるとともに、地形の成り立ちをご説明いただき、一層興味深く感じました。王位戦は夏のタイトル戦で、特にこの時期ですと本州が連日の猛暑・酷暑ですが、北海道に降り立つと一気に涼しく快適な気候で、毎年自分にとってひとつのオアシスです。温泉も楽しみにしておりますし、2日間集中して対局に臨めればと思っております」

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(対局者あいさつ 伊藤匠二冠)


「7月も下旬に入りまして外出するのもはばかられるような暑い日が続いておりますが、北海道は涼しく過ごしやすさを感じております。来週も別の棋戦で北海道での対局を予定しておりまして、食べ物もおいしいですし、今回も含めた北海道遠征は私にとって夏の大きな楽しみになっております。登別は今回初めて訪れました。地獄谷を見学させていただき、自然の雄大さや積み上げられてきた歴史を感じました。登別は温泉の名所としても有名で、現地の方からはホテルに着いてすぐ、夕食後、翌朝と3回入られるといいですよといわれ、早速入らせていただきました。第2局は比較的早い時間の終局となり、私にとっては不甲斐ない内容になってしまいました。明日からの第3局はより充実した内容の将棋をお見せできるよう、2日間集中して対局に臨みたいと思います」


(書き起こし=琵琶、撮影=玉響)

A7v05155(主催者あいさつ・北海道新聞社代表取締役社長 堀井 友二)

「26年ぶりに登別で王位戦が開催されます。登別温泉は泉質の異なる温泉が多数湧き出ている全国でも有数の温泉地です。明日からの第3局はシリーズの行方を占う重要な一局になります」

A7v05174(日本将棋連盟常務理事 瀬川 晶司六段)

「地獄谷をご案内していただきまして大迫力に感動いたしました。温泉でご一緒した方が26年前の大盤解説会に参加されていて、今回も楽しみにされていました。両対局者の明日のご検討を心より祈っております」

A7v05188(歓迎のあいさつ 登別市長 小笠原春一)

「イランカラプテ。アイヌ語で『あなたの心にそっと寄り添います』という意味です。登別温泉へのご来泉、ありがとうございます」

A7v05194(特別協賛社挨拶 (株)北海道伊藤園 代表取締役社長 森川博行)

「歌舞伎、俳句、大相撲といった日本文化の振興を応援する活動を続けてきました。将棋は6年前から応援をさせていただいています。登別の地が温泉の魅力だけではなく将棋の熱気に包まれて大いに盛り上がることを願っております」


(書き起こし=琵琶、撮影=玉響)

検分終了後、記者会見が開かれました。

A7v03621(記念撮影後、それぞれインタビューに応えた)


【藤井聡太王位の会見】
――この時期の北海道はいかがでしょうか。

藤井 毎年、王位戦で夏の北海道に伺っています。私の住んでいる愛知県をはじめ本州は非常に暑い時期ですので、こちらにくると格別な涼しさで過ごしやすさを感じますし、夏の北海道を楽しめています。

――将棋を指すうえでも快適といえますか。

藤井 北海道ですとこの時期でも20度台ということも多いと思いますので、過ごしやすい気候です。王位戦をはじめ北海道で何度も対局をさせていただいていますけれども、集中してさせていることが多いと思います。

――以前に登別に来られたことがあるそうですね。

藤井 15年ほど前になりますので鮮明に記憶しているという感じではないのですが、今日見学させていただいた地獄谷に当時も見に行った思い出があります。対局という形で読んでいただき、感慨深いところもあります。

――ともに後手番が勝って1勝1敗になりました。2局を振り返っていかがですか。

藤井 第1局は伊藤二冠に序盤で工夫されまして。対してこちらが仕掛けていったのが指しすぎになり、とがめられて完敗でした。第2局はかなり乱戦で激しい展開になりました。途中は少し受けに回る展開になり、受け止めて反撃に転じたあたりで指しやすくなったという内容でした。

――最近は好調な成績を残しています。要因はどのように分析されていますか。

藤井 自分ではそれほど好調というような印象ではないですが、対局には集中して臨めていますし、それを続けていければ。

――第3局の抱負について。

藤井 先手番で迎えますが、第1局は伊藤二冠に完璧に指されて強さを実感する将棋でした。第1局は仕掛けていったのが結果的に疑問でしたので、先手番として深い読みを伴う形で積極性を意識して一手一手深く読んでいければと思います。

A7v03641(藤井王位)


【伊藤匠二冠の会見】
――北海道に来られての印象はいかがですか。

伊藤 まず空港についてだいぶ涼しいなという印象でした。7月下旬になって東京はかなり暑さが厳しくなっているので、かなり過ごしやすいです。北海道は何度か来ていますが、食べ物がおいしく旅行したい場所という印象が強いです。

――北海道での対局は2023年の小樽の竜王戦以来となります。

伊藤 訪れるのもそれ以来となります。

――今回は登別温泉になります。

伊藤 初めて訪れました。

――これまでの2局はいずれも後手番が制しています。

伊藤 2局とも作戦に関してはまずますうまくいったと思います。2局目のほうは1日目に悪い手を指してしまって、取り返すチャンスがなかった将棋でした。一手一手慎重に指していかなければいけないなと感じました。指しているときは自然だと思った手が、指したあとに別の手のほうがよかったのではないかと思う場面があり、悔いが残ります。

――第3局に向けて。

伊藤 2局目はあまり熱戦にすることができなかったですし、他の棋戦を含めて負けが続いている状況ですので、第3局でどういう将棋が指せるかかなり重要だと感じています。

――ファンに向けて。

伊藤 2日間を通して一手一手を真剣に大切に指していきたいと思いますし、全力で打ち込んでいるような姿を見せられたらと思います。

A7v03649(伊藤二冠)


(書き起こし=琵琶、撮影=玉響)

藤井聡太王位に伊藤匠二冠が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負。シリーズは1勝1敗の指し分けで第3局を迎えました。
対局は7月29日、30日(水、木)の2日間にかけて北海道登別市「祝いの宿 登別グランドホテル」で行われます。

持ち時間は各8時間。両日とも9時対局開始で、12時30分から13時30分までは昼食休憩。1日目の18時以降に封じ手を行い、翌日9時から指し継ぎます。本局の先手番は藤井王位です。
立会人は屋敷伸之九段、副立会人は高見泰地七段、記録係は齋藤光寿三段(門倉啓太六段門下)が務めます。

本局の中継は棋譜コメントを琵琶、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。

【主催:新聞三社連合・日本将棋連盟】
【第3局主催:北海道新聞社】