図は指し直し局の36手目。
先手の▲５六銀に△６五銀とぶつけたところです。この手で前例がなくなりました。実戦は図から▲４七銀△５四銀と進み、同一局面２回目を迎えました。再度の千日手の可能性もありましたが、藤井王位は△５四銀に▲７九玉（下図）と手を変えて、ひとまず千日手は回避しています。

図から永瀬九段は△２二玉と囲いました。その局面で藤井王位が時間を使っています。

同一局面２回目から、藤井王位が手を変えた。

15時を回り、対局者におやつが用意されました。注文は、藤井王位が「名古屋コーチン発祥の地小牧山城石垣栗石シフォンぷりんモンブラン市制70年記念byくんねこ」、「紅茶 （アールグレイ Earl Grey）Ice」。永瀬九段が「小牧篠岡　桃福」２個と「ラッシー～マンゴーのピューレ添え～」。

藤井王位の注文。

永瀬九段の注文。

永瀬九段は13分前に入室した。

藤井王位も10分前に姿を見せた。

14時53分、対局開始。

藤井王位の初手は▲２六歩。

永瀬九段は△８四歩と応じた。

15時28分の局面。
指し直し局は再び角換わりに。今回は相腰掛け銀模様に進んでいます。

千日手が成立し、藤井王位が駒をしまっている。

一礼がかわされた。

藤井王位が対局室を出る。

藤井王位の退室を待ってから、永瀬九段が席を立った。

七番勝負開幕戦は14時23分、同一局面４回となり、61手で千日手が成立しました。消費時間は▲永瀬１時間42分、△藤井２時間２分。指し直し局は30分後の14時53分、それぞれの残り時間を引き継ぎ、先後を入れ替えて指されます。

永瀬九段は再開の数分前に戻っていた。

藤井王位は再開時刻を少し過ぎてから戻ってきた。

藤井王位が着座すると、永瀬九段は▲２五飛を着手。同一局面２回目となった。

午後の戦いは千日手含みで再開されている。