お~いお茶杯第64期王位戦挑戦者決定リーグ Feed

2023年5月 8日 (月)

Oui202305080401_7616時20分頃、▲服部-△徳田戦は図の局面まで進みました。金取りに歩を打ち、攻めを引っ張り込もうという手です。棋士室では▲6四金△9三角▲7一竜△同角左▲9七香△9八飛▲8九銀打△9七飛成▲2一飛△3一金▲1一飛成(変化図)の順が示されました。

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Hattori02 (服部六段は優位を拡大できるか)

Tokuda02 (徳田四段は混戦に持ち込みたい)

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▲池永-△佐々木大戦は細かい応酬が続いており、まだ本格的な戦いには入っていません。以下は▲8六銀△8四角▲同角△同飛が予想される進行。形勢はこれからです。

Sasaki2_2 (佐々木大七段。勝って白組優勝を決められるか)

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図は15時20分頃の局面です。▲5三角成は、2時間9分の長考での着手でした。馬を作りつつの王手で、対応を尋ねています。今度は羽生九段が少し手を止めて考慮中。後手は(1)△4二銀と(2)△2二玉のどちらも有力そうです。

Dsc_34092 (豊島九段。長考までは早指しで進めていたため、残り時間はまだ1時間30分ほどある)

53▲岡部-△増田康戦は、後手が5六にいた歩をおとりに、飛・角・銀・桂を使った理想的な攻めを繰り出しました。先手は受け続けてはいられず角頭を狙って反撃して、時刻は15時を迎えました。
現局面は、先手がうまく手をつなげなければ後手が優勢になりそうと、本日、東京・将棋会館で対局立会人を務める金沢孝史六段は話します。△2三同金もありますが、△3三角でどうするか難しいとのことです。

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Oui20230508030147▲渡辺明-△冨田戦は、序盤の駆け引きが続いていましたが、ついに開戦しました。局面はいま渡辺名人が▲2四歩△同歩と突き捨てを入れてから▲5九銀と引いたところ。△5五歩なら▲2四角△2二飛に▲3三角成△2七飛成▲1一馬と強く勝負する狙いと思われます。

Img_7505 渡辺名人が2筋を突き捨ててから銀を引く緻密な組み立てを見せた。

Img_7517 冨田四段はどう応じるか。手の広い局面だ。

Oui202305080401_61▲服部-△徳田戦は14時20分頃、図の局面まで進みました。先手は左桂を跳ねて▲8九飛から8筋を攻める味があります。また、▲1五歩△同歩▲1三歩の筋も生じました。△1三同香なら▲1四歩△同香▲2四歩△同歩▲同飛で攻めが決まり、手に困ることはなさそうです。

Hattori01 (服部六段は手に乗って攻め筋を作れそうだ)