2日目昼食休憩 12時30分、図の局面で藤井王位が28分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井4時間19分、△佐々木6時間30分。昼食の注文は、藤井王位が「小樽産鰊そば(冷)」と「緑茶」、佐々木七段が「海鮮ちらし」と「緑茶」。前日の両者の注文が逆になった形です。 藤井王位の注文。 佐々木七段の注文。※写真は撮影用に注文したものです。
挑戦者の大長考 図は65手目▲3三歩の局面。ここで佐々木七段は1時間30分以上使って本局の最長考です。△4二金か△3一金かの分岐点で、どちらも有力です。△3一金の一例は▲4七金△2七馬▲1四歩△2八馬▲6九飛△1八馬▲6五歩△同桂。先手は右辺(1筋から4筋)の攻防の反動を生かして飛車を6筋に転じて玉頭攻めが一つのアイデアですが、攻めきるのも大変です。ただし、1筋から4筋方面の攻防は玉頭方面にも波及することがうかがえます。玉の守りが薄い後手は幅広く丁寧に読む必要があり、佐々木七段の大長考につながっているものと思われます。 (両立会人の検討風景。活発に意見を出し合っている)
2日目午前のおやつ 10時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は、藤井王位が「黒糖風味の豆乳プリン コーヒーゼリー ほうじ茶のアイスクリーム添え」と「アイスコーヒー」、佐々木七段が「ニトリ観光果樹園りんごジュース」。 藤井王位の注文。 佐々木七段の注文。※写真は撮影用に注文したものです。
封じ手開封~対局再開 1日目の指し手が再現された。 木村九段が封じ手を開封。 対局2日目が始まった。 佐々木九段は再開から一呼吸おいて△2七角を着手した。 藤井王位は顔を伏せて考え始めた。 開封された封じ手。 同じく封筒。
封じ手は▲1八同香 対局が再開されました。注目された藤井王位の封じ手は▲1八同香でした。木村九段、飯島八段、森下九段が本命に挙げていた手です。予想していたであろう佐々木七段はすぐに△2七角と打っています。