お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負第1局 Feed

2023年7月 7日 (金)

定刻の9時に対局が始まりました。振り駒の結果、第1局の先手は藤井王位です。

対局開始
(対局開始の一礼)

藤井王位

藤井聡太王位

◆藤井 聡太(ふじい そうた)王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖)◆

  • 棋士番号307
  • 2002年7月19日生まれ(20歳)
  • 愛知県瀬戸市出身
  • 杉本昌隆八段門下
  • 2012年、6級で奨励会入会
  • 2016年、四段(プロ入り)
  • 2021年、九段
  • タイトル戦登場回数は17回。獲得は王位3期、竜王2期、名人1期、叡王3期、棋王1期、王将2期、棋聖3期の計15期。
  • 棋戦優勝は9回。

佐々木七段

佐々木大地七段

◆佐々木 大地(ささき だいち)七段◆

  • 棋士番号306
  • 1995年5月30日生まれ(28歳)
  • 長崎県対馬市出身
  • 深浦康市九段門下
  • 2008年、6級で奨励会入会
  • 2016年、四段(プロ入り)
  • 2022年、七段
  • タイトル戦登場は2回

盤
(▲2六歩△3四歩▲7六歩の出だしだった)

対局開始

本局は、中日新聞のYouTubeアカウント「中日新聞 東京新聞 将棋」で動画のLIVE配信があります。

【藤井聡太王位 佐々木大地七段 王位戦七番勝負 第1局1日目】
https://www.youtube.com/watch?v=ZbDKhCvhD-U

また、インターネットテレビ「ABEMA」でも放送があり、1日目の解説は深浦康市九段と杉本昌隆八段、聞き手は室谷由紀女流三段と和田あき女流二段です。

【伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦 七番勝負第一局1日目】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/DnVUW9v8g4twjV

おはようございます。伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負第1局、1日目の朝を迎えました。本日のタイムスケジュールは以下の通りです。

  • 09:00 対局開始
  • 10:00 午前のおやつ
  • 12:30 昼食休憩
  • 13:30 対局再開
  • 15:00 午後のおやつ
  • 18:00 封じ手

豊田参合館
(豊田市は七番勝負の開幕を祝うような快晴)

2023年7月 6日 (木)

検分のあと、対局室では記念撮影と記者会見が行われました。

記念撮影
(両者、拳を見せての記念撮影)

能楽堂
(開幕戦の舞台となる能楽堂)

藤井王位

【藤井聡太王位の主催者インタビュー】

――第1局は地元の愛知県での対局になります。豊田市の町の印象や思い出などはありますか。
「豊田市は私の住んでいる瀬戸市の隣で、子どもの頃から将棋の大会や観光でよく来ていました。そういったところで対局をさせていただけるのはなじみ深いところがありますし、うれしく思っています」

――王位戦の印象をお聞かせください。王位戦は真夏のシリーズになりますが、暑さ対策などはされていますか。
「七番勝負で全国各地を転戦するイメージで、他の棋戦にはない特色なのかなと思います。いろいろなところに行けるので毎年楽しみにしています。7月から9月にかけて暑い時期にはなるんですけど、部屋の温度を調整していただいているので気になることはありません。これだけ暑いと普段の研究の際に集中力が落ちてしまうということがありえますので、そのあたりは気をつけたいと思っております」

――挑戦者の佐々木七段とは棋聖戦とダブルタイトル戦になっています。あらためて佐々木七段の印象を教えてください。
「棋聖戦で3局、対局がありましたが、その中でも一見指しにくそうな手であってもそこを拾って深く読まれているところが多いなと感じる場面がありましたし、これまでの対戦でも佐々木七段の強さを感じているというところです」

――4連覇がかかるシリーズです。意気込みを
「これまでの経験を生かして、よりいい内容にしていきたいと思いますし、王位戦は第1局を落としてしまうことがこれまで多いので、しっかり集中して臨んでいきたいと思っています」

佐々木七段

【佐々木大地七段の主催者インタビュー】

――豊田市の印象や対局場を見た感想をお聞かせください。
「能楽堂には行ったことがあるのですが、対局は初めてです。歴史のある場所で指せるのはとてもうれしく思います。豊田市に来るのは初めてで、車の町という印象です。今年になって車の免許を取ったので、(トヨタ会館で)いろいろな車を見ることができてよかったです」

――並行して行われている棋聖戦五番勝負でタイトル戦初登場となりました。あらためて藤井王位の印象についてどう感じていますか。
「いろいろな場所を巡ってというのが新鮮で、前夜祭を含めてファンの方との交流があり、とても力をもらっています。棋聖戦で3局指しましたが、藤井王位は丁寧な将棋で、終盤の鋭い手も皆さんご存じの通り、すごい手が見えているのですが、3局指した私の感じですと中盤の大局観やバランスの取り方というのが、これまで指したことがないレベルの将棋だなと思います」

――王位戦は佐々木七段の師匠の深浦康市九段がタイトルを獲得した棋戦です。師匠が3連覇したタイトル戦を戦うことについてはいかがですか。
「私もそういった舞台に立てるのはうれしいですし、自分も獲得に向けて精一杯の準備をしてきましたし、いい将棋を指したいと思っています」

(書き起こし:琵琶/写真:夏芽)


以上で本日のブログ更新は終了いたします。対局は明日の9時開始ですのでお楽しみに。

15時過ぎに現地入りした両対局者、関係者一行は、16時30分から対局室の検分に臨みました。

検分

藤井聡太王位
(藤井聡太王位)

佐々木大地七段
(佐々木大地七段)

立会席
(左から立会人の石田九段、記録係の崎原初段、副立会人の高見七段)

藤井王位

佐々木七段

検分
(対局者から特に指摘はなく、検分は数分で終了した)

藤井聡太王位(七冠)に佐々木大地七段が挑戦する、伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)が開幕します。4連覇を目指す藤井王位に対し、佐々木七段は2日制のタイトル初挑戦。5年ぶりの20代対決になりました。

第1局は中日新聞社の主催で、7月7日(金)、8日(土)の2日間にわたり、愛知県豊田市「豊田市能楽堂」で行われます。立会人は石田和雄九段、副立会人は高見泰地七段、記録係は崎原実地歩初段(矢倉規広七段門下)、観戦記の執筆は鈴木宏彦さん。対局2日目の大盤解説会は、解説を杉本昌隆八段、聞き手は室田伊緒女流二段と鎌田美礼女流2級。中日新聞Webの記事は勝又清和七段が担当します。

開始時刻は両日とも9時で、持ち時間は各8時間。昼食休憩は12時30分から13時30分まで。1日目の封じ手時刻は18時。なお、第1局の先後は振り駒(藤井王位の振り歩先)で決定します。

【第1局 - 棋譜中継】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/64/oui202307070101.html

【中日新聞Web】
https://www.chunichi.co.jp/
【お~いお茶 - 伊藤園】
https://www.itoen.jp/oiocha/

【第1局協賛】豊田市トヨタ自動車株式会社豊田鉃工株式会社株式会社協豊製作所太啓建設株式会社新明工業株式会社瀬戸信用金庫トリニティ工業株式会社大豊工業株式会社豊田信用金庫豊生ブレーキ工業株式会社株式会社FTS


インターネット中継は、棋譜コメントを琵琶が、ブログを夏芽が担当します。よろしくお願いいたします。