時刻は15時を回り、両対局者におやつが用意されました。１日目午後のおやつは、藤井王位が「think butter sand（ミルキーバターサンド）」と「アイスティー」、佐々木七段が「豊田市猿投産桃のパフェ」と「ホットコーヒー」です。　※写真は撮影用です。

（藤井王位のおやつ）

（バターサンドの味は、プレーン、ラムレーズン、ミックスベリー、抹茶、チョコレート、アールグレイの６種）

（佐々木七段のおやつ）

（一番上には豊田市の特産品、猿投地方の大きな桃が）

両者の対戦成績は藤井王位４勝、佐々木七段３勝。王位戦で当たるのは、この七番勝負が初めてです。ふたりは現在は第94期ヒューリック杯棋聖戦でも五番勝負を戦っており、２つの棋戦を並行するダブルタイトル戦。どちらもフルセットだと十二番勝負になります。過去の戦型はすべて相居飛車。７局中６局で先手番が勝っています。

王位戦中継サイトの「特集」ページには、深浦康市九段と広瀬章人八段による展望予想が掲載されています。そちらも是非ご覧ください。

【伊藤園お～いお茶杯第64期王位戦七番勝負開幕事前特集 - 王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/feature.html

14時21分、佐々木七段は昼食休憩を挟むで△５二金と上がりました。この金上りは▲３六歩に△４四歩と突く狙いと言われており、以下（１）▲３五歩に△４三金右と上がれば銀冠の形に組むことができます。

また、△４四歩に（２）▲同角なら△８六歩▲同歩△同飛▲８八銀△８四飛▲６六角△５四飛（変化図）が控室で示されている順。後手の飛車が横に使え、先手玉を上から狙える形になります。

（継ぎ盤を動かす勝又清和七段。中日新聞Webの記事を担当する）

（対面に座るのは弟弟子の高見泰地七段。第１局の副立会人を務める）

（昼食休憩時、25手目▲２六飛の局面）

（先に戻ったのは佐々木七段。13時25分だった）

（藤井王位も、その１分後に入室）

（時計を確認する石田九段）

（13時30分に再開を告げられても、手番の佐々木の手は出なかった）

１日目の昼食は、藤井王位が「飛騨牛のオムハッシュドビーフと豊田市産新玉葱のパリソワールスタイル」と「アイスティー」。佐々木七段が「日間賀島産の蛸飯と蕎麦寿司」と「緑茶」です。　※写真は撮影用です。

（藤井王位の昼食）

（飛騨牛のオムハッシュドビーフ）

（佐々木七段の昼食）

（蕎麦寿司）

（蛸飯）

図の25手目▲２六飛の局面で12時30分になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲藤井王位１時間57分、△佐々木七段１時間16分。 対局は13時30分に再開します。