お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第3局 Feed

2022年7月20日 (水)

Img_7002(18時10分頃、豊島九段が封じ手の記入のため、対局室を離れていた)

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Img_7004(封じ手の記入を終えた豊島九段が対局室に戻った)

Img_7012(封じ手の入った封筒2通にサインする藤井王位)

Img_7016(豊島九段から福崎九段に封じ手の入った封筒2通が手渡された)

2022072050図は藤井王位が40分使って4八に銀を打ち込んだところ。17時3分の着手でした。手の広い局面となっており、船江六段はこの局面で豊島九段が次の手を封じるのではないかと予想しています。次の手の検討としては当初は▲2七飛や▲7四桂が示されていましたが、関係者から▲2九飛がどうかを示された船江六段は「いい手じゃないですか。少なくとも▲2七飛と浮くよりはいい手のように思います」との感想を示し、現在の一推しとなっています。▲2九飛は以下△8六歩▲同歩△3七銀不成▲5九飛△2六銀成▲5四桂△同歩▲7一銀△8六飛▲8七歩のような順が一例として考えられるところで、船江六段は「そう進めば先手もまずまず指せるのではないでしょうか」との見解を示しています。

Photo_2(32歳の豊島将之九段は、本局で2日制タイトル戦の32勝目を狙う)

Img_6089(対局前日の対局室。すでに座布団は対局者の要望のものが用意されていた)

Img_6098(対局室を出たところに、くつろげるソファーが置かれていた)

Img_6104(対局室入り口に飾られている花)

Img_6106_2(対局室入り口)

Img_6109(部屋は瑞雲が使用されている)

Img_6139(こちらは対局前日に記念撮影とインタビューで使用された和室)

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控室の予想通り▲6六桂の局面まで進んだところで、藤井王位が1時間を超える長考に沈んでいます。ここで△8一飛は☗5四桂☖同歩☗6三歩成☖同金☗7二角が飛車金両取り。福崎九段は図から△5九角を予想していますが、そこで▲4五桂や▲2六角などの対応があり、一例としては△5九角以下、▲4五桂△同銀☗同歩☖3七角成☗1八飛☖6四馬☗5五角(参考図)のような展開が考えられるとされています。

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Photo(昨日20歳となった藤井王位。本局は自身の2日制タイトル戦における20戦目となる)

Img_6258(中の坊瑞苑から1分ほど下ったところに、赤い橋があった)

Img_6256_2(その名は「ねね橋」。赤い欄干とゆるやかな曲線が女性的な印象を与えている)

Img_6255(こちらはねねの像。ねね橋は有馬温泉を好んだ豊臣秀吉の正室であるねねに因んで造られた)

Img_6272(こちらが太閤橋。ねね橋から有馬川沿いを1分ほど下ったところに設けられている)

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