お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第2局 Feed

2021年7月13日 (火)

王位戦の旭川対局は2016年の第57期七番勝負第3局以来、5年ぶりになります。第57期七番勝負は羽生善治王位に木村一基八段が挑戦したシリーズ(肩書は当時)でした。本局で立会人を務める広瀬八段は第51期の王位で札幌市出身。北海道研修会の幹事を務めています。聞き手の和田あき女流初段も札幌市出身、記録係の広森三段が旭川市出身と、北海道に縁のある関係者が多いです。旭川市内の道路標識からは稚内と名寄の文字を見つけました。広森三段の師匠である中座真七段が稚内市出身、石田直裕五段が名寄市出身です。

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花月会館から国道40号に沿って約10分ほど歩くと、石狩川に架かる旭橋が見えてきます。旭橋は旭川のシンボルとして親しまれている鋼鉄製のアーチ橋。1932年の完成当時から変わらない姿を保っており、「旭川八景」のひとつに数えられているほか、土木遺産、北海道遺産にも指定されています。近くでは橋を支える「沓(しゅう)」の台になる部材、沓座(しゅうざ)石を見ることができます。石は十勝産の花崗岩で、約120センチ四方、高さ約70センチの大きさ、約2.6トンの重さがあります。旭橋のスケールの大きさがよくわかります。

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藤井王位は再開数分前に対局室に戻りました。13時30分、対局再開。豊島竜王は定刻を少し過ぎてから現れました。休憩前に1時間半以上長考した豊島竜王ですが、すぐには指しません。早繰り銀は基本的に速攻の構えですが、広瀬八段は「すぐ激しくなるように思えて、どちらが先に仕掛けるか駆け引きが難しい」と話します。

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12時30分、豊島竜王が1時間37分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲豊島竜王1時間50分、△藤井王位1時間18分。昼食の注文は両者とも同じで「蒸し鶏の葱塩ソースがけ」。飲み物に藤井王位はほうじ茶を、豊島竜王はアイスティーと「ホット紫蘇」を頼みました。「ホット紫蘇」はしそのシロップをお湯で割ったものです。対局は13時30分に再開されます。

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花月会館から徒歩10分ほどの距離に常磐公園があります。1912年(大正元年)から基礎工事が行われて1916年5月1日に開園した旭川市内で最も古い公園で、「旭川八景」のひとつに数えられています。公園内にある北海道立旭川美術館では、北海道新聞社が主催している江口寿史さんのイラストレーション展「彼女」が9月5日まで開催中です。

【江口寿史イラストレーション展 彼女|道立旭川美術館】
http://event.hokkaido-np.co.jp/eguchi/

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