第61期王位戦挑戦者決定リーグ 
2020年6月13日 (土)
【白組】▲稲葉-△上村 反撃の楽しみ

▲稲葉-△上村戦は、2時間ほど前の局面(リンク)と比べると、後手の駒が前に出てきました。△4六桂や△9九角成で駒を取りにいったり、△8七歩成▲同金で形を乱したりと、後手には反撃の楽しみがあります。先手は忙しいかもしれません。
【紅組】▲佐々木大-△豊島 中盤戦
【紅組】▲鈴木-△佐藤秀 鈴木優勢
▲鈴木-△佐藤秀戦は、先手の囲いが手つかずで残り、攻めては3五飛と6一角の連係が見込める形です。後手の飛車と比べると、働きの差は明らかです。鈴木九段がリードを広げています。

▲羽生-△菅井戦は羽生九段が優勢です。戦いは玉頭戦に移行しています。玉頭戦を制するカギは厚みであり、厚みは盤上の駒数でほぼ決まります。先手の6五金、7五桂、8六銀の存在感が抜群です。

▲佐々木大-△豊島戦は中盤戦が続いています。図の△4二銀を見ると先は長そうです。ただ、まとめやすいのは後手でしょうか。無理のない駒配置です。
▲永瀬-△本田戦は図の局面、永瀬二冠が馬を捕獲しました。後手は暴れにいくかと思われましたが、△4八同馬▲同玉に△8一歩と辛抱しています。図の直前に▲7三歩△同桂を利かされ、すぐには攻められない局面だったのかもしれません。この辛抱が実るかどうか。ポイントは先手の歩切れです。
▲鈴木-△佐藤秀戦は、55手目▲8六歩で駒がぶつかりました。以下も歩の絡む攻防が続きましたが、鈴木九段がうまく指し回してペースを握ったと思われます。先手の持ち歩は5枚あり、3、4、7、8筋の歩は五段目まで進み、後手を押し込んでいます。佐藤七段としては、残り時間が少ないのも気になります。