16時過ぎ、藤井七段の残り時間が1時間を切りました。まだ本格的な戦いは起こらず、じりじりとしたポジション争いが続いています。攻め駒がよく動いているのは後手で、先手は自玉の近くが争点になっているため、神経を使う展開になりそうです。
第61期王位挑戦者決定戦
2020年6月23日 (火)
見本到着
控室に、明日発売される『受け師の道 百折不撓の棋士・木村一基』の見本が届きました。新聞紙上の連載に加え、王位獲得記念トークショーの模様、木村王位による解説を付記した第60期王位戦七番勝負の棋譜が収録されています。
夏の千駄ヶ谷
東京・将棋会館
藤井七段の長考
時刻は14時を回りました。昼食休憩明けに永瀬二冠が△2二銀(図)と指してから、藤井七段の長考が続いています。藤井七段はどちらかといえば長考派で、今期の王位戦でもほぼ1局に1回のペースで1時間前後の長考がありました。その中での最長記録は、挑戦者決定リーグの稲葉陽八段戦で出た1時間27分。王位戦は持ち時間が4時間なので、1手に相当な割合を費やしていることになります。