第61期王位戦七番勝負第1局 Feed

2020年6月30日 (火)

Oz06(王位戦記念扇子用の揮毫「気」)

「気持ちの『気』を一文字書きました。このシリーズは自分の気の持ちようというのがかなり大きいと思いましたので、どんなことがあっても自分の気持ちをしっかり持って頑張りたいと思います。その思いを込めて書きました。藤井さんが挑戦者に決まってから、この字は決めました」

Oz07東京新聞出版の『受け師の道』も紹介された。東京新聞は王位戦掲載紙)

木村王位と入れ替わりに藤井聡七段が登壇しました。再び谷川九段が乾杯の音頭を取ります。

Oz08_2 (「あまり2回乾杯することはないのですが」と谷川九段)

Oz09 (質疑に応える藤井聡七段)

Oz10

(王位戦記念扇子用の揮毫「信」)

「信じるの『信』と書きました。王位戦は2日制の七番勝負で非常に長い戦いになると思いますが、最後まで自分を信じて戦えればと思っています。この字は棋聖戦第2局(一昨日の第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局)が終わったあとに考えました」

(書き起こし:紋蛇記者)

通常なら将棋ファンを招いての前夜祭が行われますが、新型コロナウイルス蔓延防止のためお客さんを入れない、将棋界初のオンライン前夜祭が開催されました。中日新聞社のページから録画でご覧いただけます。

Oz01 (最初に日本将棋連盟常務理事の西尾明七段が挨拶)

Oz02 (実は対局場、畳のすぐ横。司会は中日新聞社の上村早江子さん)

Oz03 (続いて谷川九段登壇。各人の間には透明のアクリルボードが立っている)

Oz04 (木村王位を招いて乾杯から)

Oz05 (登壇者はお茶で乾杯した)

対局前日に行われるのが恒例の検分です。明日からの対局場に実際に入り、使われる盤駒をはじめ、場内の空調や明るさ、座布団の座り心地、飲み物やくずかごの置き場所など、対局者が快適に対局に臨めるかどうかを確かめました。結婚式場の音楽堂が対局場になります。

Kenbun01_2 (まずは盤駒の具合を確かめる)

Kenbun03 (初の検分に臨む藤井聡七段)

Kenbun05 (明かりの具合なども細かくチェックされる。左から2人目は立会人の谷川浩司九段)

Kenbun06_2(上座の後ろのカーテンを開けるとテラスが。対局中は無人ではあるが、閉めることに)

Kenbun08_2(盤駒と机との距離を調整する一幕も。左端は副立会人の山崎隆之八段)

念入りに15分近くかけ、問題なく終了しました。

Kinen6_3 (対局室に移って撮影)

Kinen7_2 (木村王位は初の防衛戦に臨む)

Kinen8_2 (藤井聡七段はリラックスした表情になった)

Int01 (検分後、それぞれインタビューが行われた)

Int02(緊張の表れか、声は小さかった)

記念撮影のあとはそのまま検分、インタビューの流れでしたが、検分の様子は後ほどアップします。

両対局者は15時にはホテルに入り、15時30分頃から記念撮影に臨みました。

Kinen1(雨天のためホテルのロビーの近くで)

Kinen2(柔らかな表情のリクエストに応える)

Kinen3_2(木村一基王位。ソロショットはマスクを外して)

Kinen4 (藤井聡太七段はやや緊張の面持ち)

Kinen5_3 (外は雨)

第61期王位戦七番勝負は前期、初タイトル獲得の最年長記録を更新した木村一基王位が初の防衛戦に臨みます。挑戦者は対照的に、初タイトル獲得最年少を目指す藤井聡太七段に決まりました。第1局(主催:中日新聞社)は7月1日(水)から2日(木)にかけて、愛知県豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で行われます。第1局につき、先後は振り駒で決定。本局で先手になった棋士は奇数局は先手、偶数局は後手になります。持ち時間は各8時間。1日目の18時を回ると封じ手を行い、2日目に指し継がれます。立会人は谷川浩司九段、副立会人は山崎隆之八段、観戦記担当は鈴木宏彦さん、記録係は中西悠真三段(久保利明九段門下)がそれぞれ務めます。

中継は棋譜・コメントを紋蛇記者、ブログを飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

Tobira1 (ホテルアークリッシュ豊橋のフロントから外を望む。今日はあいにくの雨)