木村九段が大きくリード 18時10分、木村九段が10分の考慮で△2七角(図)と打ちました。持ち駒がない先手はこの王手への対応が難しく、形勢は後手が大きくリード。木村九段が初タイトルを目前のものにしています。 (木村九段。このまま走りきりたい)
東京・将棋会館の大盤解説会 東京・将棋会館では、17時より大盤解説会が始まっています。 (現在の入場者は118名。満員で、すでに入場は締め切られている) (解説の高見泰地七段) (聞き手の中村真梨花女流三段)
いよいよ終盤戦 時刻は17時を回りました。互いに攻めながら相手の大駒を取り、現状は図の局面。控室の検討で後手の木村九段が指せそうといわれていた順に進んでいます。 (やや苦しそうな豊島王位。勝負順を見いだせるか)
踏み込む木村九段 上図は16時15分頃の局面。木村九段が57分考えて△6九角と踏み込んだところです。これに(1)▲6九同飛は、△同銀不成▲同玉に△8八飛が厳しく、後手勝ち。実戦は(2)▲4九玉△3六角成(下図)まで進みました。 △3六角成の局面で、先手は▲6二歩~▲6一歩成としてきた流れからいえば▲6二とですが、それは以下△4六馬▲5二と△3一玉▲7二成銀△3六金で後手が厚いというのが控室の検討陣(塚田九段、鈴木大九段、杉本和四段)の見解。継ぎ盤では、後手がよい変化が多く出てくるようになっています。 (木村九段がペースを握りつつあるか)
現地大盤解説会 都市センターホテルから車で5分ほどの距離の東京新聞(中日新聞東京支社)では、15時から大盤解説会が始まっています。 (会場はお客さんで一杯。定員80名に対し、約300名の応募があったという) (解説は飯島栄治七段と加藤桃子女流三段ペア) (飯島七段。「木村さんが攻めてますよ。どういうことですか?」とおどけて、お客さんの笑いを誘っていた) (笑顔でテキパキとした進行の加藤桃女流三段)
2日目午後のおやつ 15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。注文は豊島王位が「フルーツ盛り合わせ、グレープフルーツジュース」、木村九段が「ガトーショコラ、アイスココア」。ともに1日目午後のおやつと同じ注文です。 (豊島王位のおやつ) (木村九段のおやつ)