（現地からスタジオに情報を伝える杉本八段。AbemaTVの中継はこちら）

（朝は雨が降っていたが、晴れ間が見えてきた）

　
　
形勢を問われた杉本八段は「先手が有利から着々とリードを広げていると思います」と話していました。

２日目午前のおやつです。
豊島王位＝季節のフルーツ盛り
木村九段＝バニラアイス、ふじすりおろしリンゴジュース

木村九段は過去に６回、タイトル戦に出場し、10勝22敗１千日手１持将棋。あと１勝でタイトル獲得という対局が８回ありました。今回は７回目のタイトル挑戦。もしタイトルを獲れば、初タイトルとしては有吉道夫九段の37歳６ヵ月を抜き、史上最年長記録となります。以下は木村九段の過去のタイトル戦の記録です。

2005年　第18期竜王戦　渡辺　明竜王　●●●●
2008年　第58期王座戦　羽生善治王座　●●●
2009年　第80期棋聖戦　羽生善治棋聖　●○○●●
2009年　第50期王位戦　深浦康市王位　千○○○●●●●
2014年　第55期王位戦　羽生善治王位　○●持●●○●
2016年　第57期王位戦　羽生善治王位　○●●○○●●

（本日朝の木村九段）

封じ手は△６四歩でした。９一香を取らせないためとはいえ、１四飛がさらに狭くなりますし、▲７三桂成△同銀で形も乱されます。杉本八段「苦しいけど決め手は与えないぞという手」と表現しました。辛抱の手といえるでしょう。

（封筒の上部をひとつは切り落とし、ひとつは途中でハサミを止めた。
　意図的にそうした、と杉本八段）

（杉本八段が封じ手を入れた封筒を携え、盤の横に移動）

（ハサミを入れて開封する）

（封じ手は△６四歩だった）

（△６四歩を見て、腕を組む豊島王位）

（木村九段は後ろ手に組み、盤上を見つめる）

本日は豊島王位、木村九段の順に入室。高田初段が１日目の棋譜を読み上げ、封じ手の局面まで指し手を再現していきます。

（木村九段も席に着き、初形から指し手の再現が始まった）