第57期王位戦七番勝負第7局 Feed

2016年9月27日 (火)

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11時11分、木村八段は29分の考慮で△2五桂と跳ねました。勝負を懸けた一手と見られています。対して控室の予想手は▲4五桂。跳ね違いの手筋で、後手陣の弱点である玉頭を狙っています。


A154_2 (△2五桂が指された直後のモニター映像)

045封じ手の▲5五角から△同角▲同飛△3三桂▲5六飛(図)と進みました。▲5五角に代えて▲3三角成△同桂▲5五飛とした変化と比べると、本譜は先手が1手得をしています。

図で(1)△7五飛は▲8六角。飛車取りで5三の地点もにらんだ手になります。(2)△6五角から△7五飛なら後手は歩を取れますが、「角を打たされた」感は否めません。控室の評判は「先手模様よし」。検討が進むにつれて、その評判は上がっています。Twitter解説の長沼七段は「先手有利」の見解です。

A139 (田中寅九段は後手番を持って検討中。その表情は険しい)

羽生王位は本日、46歳の誕生日を迎えました。羽生王位が誕生日に対局するのは11回目。過去10局は9勝1敗、王位戦は初めてです。最近では2010年から4年連続で誕生日対局がありました。

A047 (2日目、朝、羽生王位)