図の局面は16年前の王位戦白組プレーオフの将棋に合流しています。先手は矢倉規広六段。当時はまだ四段でした。参考棋譜として紹介します。
第40期王位戦白組プレーオフ
平成11年6月11日 於・東京・千駄ヶ谷・東京将棋会館
持ち時間 ▲四段 矢倉 規広
各5時間 △九段 高橋 道雄
▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩 ▲7七角 △5四歩
▲8八飛 △3四歩 ▲2二角成△同 銀 ▲5三角 △5七角
▲6八銀 △8四角成▲9六歩 △7四馬 ▲4八玉 △5六馬
▲9七角成△3三銀 ▲3八玉 △4二金 ▲5八金左△4一玉
▲7七桂 △3二玉 ▲2八玉 △7四歩 ▲5七銀 △4五馬
▲3八銀 △1四歩 ▲1六歩 △5一金 ▲6六銀 △3五馬
▲8九飛 △6二銀 ▲8六歩 △同 歩 ▲同 馬 △6四歩
▲8四歩 △同 飛 ▲8五馬 △8二飛 ▲8四馬 △7三桂
▲8三馬 △同 飛 ▲同 飛成△6五桂 ▲同 桂 △同 歩
▲同 銀 △1五歩 ▲4六桂 △1六歩 ▲1八歩 △5五角
▲9八香 △7七角成▲8一竜 △5五馬 ▲5四銀 △5七歩
▲同 金 △5六歩 ▲5八金引△6一歩 ▲8五飛 △4六馬左
▲同 歩 △5四馬 ▲9一竜 △6五桂 ▲5九香 △5七桂打
▲3九金 △6九桂成▲8三角 △8一歩 ▲7四角成△5九成桂
▲同 金 △5七歩成▲5八歩 △5六と ▲6五飛 △4六と
▲4七歩 △4五と ▲9三竜 △2四香 ▲4九金右△5五と
▲8五飛 △3五歩 ▲9五竜 △4四銀 ▲5七歩 △7三歩
▲9二馬 △4五と ▲6六桂 △7六馬 ▲4五飛 △5三銀上
▲5六馬 △4五銀 ▲同 竜 △3三銀 ▲3五竜 △4四銀右
▲3六竜 △9八馬 ▲4六歩 △3四歩 ▲4七竜 △9七馬
▲4五歩 △5三銀 ▲3六歩 △2五香打▲4六桂 △8五飛
▲2六歩 △同 香 ▲2七歩 △同 香成▲同 銀 △同 香成
▲同 竜 △6四馬 ▲3七銀 △2四歩 ▲3五歩 △5五銀
▲3四歩 △2二銀 ▲4七馬 △6六銀 ▲同 歩 △3五桂
▲3六馬 △2七桂成▲同 馬 △8八飛成▲4八香 △5二金上
▲3五桂 △3三歩 ▲同 歩成△同 桂 ▲2三歩 △1三銀
▲8九歩 △7八竜 ▲3四歩 △2五桂 ▲3三歩成△同 金
▲3四歩 △3七桂成▲同 馬 △3四金 ▲2二歩成△同 銀
▲3四桂 △2五飛 ▲2七銀 △3六銀 ▲2二桂成△4一玉
▲2六金 △同 飛 ▲同 銀 △2七金 ▲3九玉 △5一玉
▲7一銀 △3七銀不成▲3一飛 △4一角 ▲3七銀 △4二銀
▲4一飛成△同 玉 ▲2八歩 △3八歩 ▲同 金 △7九飛
▲6九香
まで、193手で矢倉 規広四段の勝ち。
(消費時間=▲4時間59分、△4時間52分)
(牛蒡)
第56期王位挑戦者決定戦
2015年6月 8日 (月)
向かい飛車から乱戦へ
対局開始
朝の様子
第56期王位戦・挑戦者決定戦
第56期王位戦(主催=新聞三社連合)の挑戦者決定戦が2015年6月8日(月)に行われます。羽生善治王位への挑戦権獲得をかけて戦うのは、挑戦者決定リーグ紅組優勝の広瀬章人八段と白組優勝の菅井竜也六段。広瀬八段が勝てば4年ぶりの七番勝負登場、菅井六段が勝てば初のタイトル挑戦です。
対局場は東京・将棋会館の特別対局室。持ち時間は各4時間。先後は振り駒で決定。ネット中継は棋譜・コメント入力を紋蛇、ブログ更新を牛蒡が担当します。よろしくお願いします。
なお、本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、鈴木宏彦さんによる観戦記が8月6日より掲載されます。詳しくはそちらも合わせてご覧ください。
【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/56/oui201506080101.html
(牛蒡)