（御祭神は左殿に天照皇大神、中殿に大幡主大神、右殿に素盞嗚大神）

（何かを見上げる両対局者。何を見ているのだろう）

（両対局者が見ていたのは壮大な山笠）

（吟）

（両対局者を狙ってカメラを向けると清水女流六段がひょこり顔を覗かせる。サービス精神が旺盛だ）

（検分前に「ホテル日航福岡」からマイクロバスに揺られて５分ほどの距離にある「櫛田神社」へ）

（立会人の２人も櫛田神社へ。両者とも腕組み。難しい話しをしているのだろうか）

（吟）

（１日目　午前のおやつは羽生王位がレモンティー、行方八段がトマトジュース）

（対局室へ10時30分に運ばれた）

（吟）

検分では３組の駒が用意された。
「私はどれでも」（羽生王位）
「私はこれかこれで」（行方八段）
「じゃあ立会人が決めてください」とにこやかに藤井九段の方を見る羽生王位。
「さすがに私が決めるわけには」（藤井九段）
「じゃあこれにします」（羽生王位）

（本局に使用されることに決まったのは児玉龍兒作巻菱湖書の盛上げ駒）

（「窓の外はどうなっているんだろう」と行方八段が話し、藤井九段と広瀬七段が窓を開ける。「あっ開いていたほうが開放感があっていいですね」と行方八段。窓を開けたまま対局が行われることに決まった）

（吟）

行方八段が▲３四飛と取って戦型は横歩取りに確定した。９時40分頃の局面で、２日制ならではのゆったりとした時間が流れている。

（横歩を取った行方八段）

（吟）

（定刻の９時、対局が開始される）

（開始から１分ほどして、初手▲７六歩を着手する行方八段）

（２手目△３四歩を着手する羽生王位）

（吟）