（棋譜は読みやすくハッキリ書かれてある）

（休憩時は障子が閉じられている）

（副立会人の松尾七段が入室。盤面を見る視線は厳しい）

（吟）

（13時29分に入室した羽生王位。すぐに盤面に没頭する）

（13時７分、石田九段にうながされ報道陣が退室。その２分後、行方八段が対局室へ向かった）

（吟）

▲３七桂に行方八段が55分使い、昼食休憩に入った。消費時間は▲羽生王位１時間19分、△行方八段１時間44分。昼食の注文はは羽生王位が温かいうどん。行方八段がうなぎ丼（肝吸いつき）。対局は13時30分に再開される。

（羽生王位が注文した温かいうどん）

（行方八段はうな丼を注文）

（吟）

（「ちょ～気持ちいい。海の風がちょうどいい」と海を見ながら足湯を楽しむ）

（吟）

図は11時55分頃の局面。▲６六歩と突く手もあったが羽生王位は先に▲３七桂と跳ねる。

棋譜コメントより
「作戦の岐路でしたが、▲３七桂と指しましたね。ここでは▲６六歩として、後手の△６五歩型を避ける手もありました。先手はしばらく▲６六歩を突かずに指すのだと思います。２二玉・３三銀型に対し先手が▲４五歩と仕掛ける形で、▲６六角が急所の一手になる場合があるためです。次の一手は△６五歩か△３三銀か。△７四歩もありますが、最近の傾向では急ぐ手ではないと見られています」（松尾七段）

■Twitter解説■ 伊藤果七段＞▲３七桂。羽生王位は着々と攻撃態勢を整えています。角替わり腰掛け銀の先手の利点は、こうして早く桂が跳べるところにあります。先手の２六歩と、後手の８五歩の違いが攻守を分けます。

（前例の進行を思い出しながら、棋譜を並べる松尾七段）

（吟）

（軽快に自転車にまたがる石田九段）

（「いいね、これ。わたしは（自転車に）毎日乗ってるんですよ」とご満悦の様子だ）

（吟）