第52期王位戦七番勝負第4局 Feed

2011年8月10日 (水)

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図は17時過ぎの局面。広瀬王位の103手目▲3五銀は詰めろ逃れの詰めろ。△7九竜▲6九銀と合駒を使わせてもまだ後手玉の詰めろはほどけません。後手も一手でも間違えれば即逆転する状況です。羽生二冠はここで腰を落として考えています。

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17時15分頃の控室。森下九段、深浦九段、阿久津七段、佐藤(慎)四段が最終盤の検討をしています。

(八雲)

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95手目▲5三香に対して羽生二冠は△5三同銀と応じました。前例は△6一玉でしたので、ここで前例を離れたことになります。しかしこの手は控室も予想済み。前例の△6一玉よりも、本譜の△5三同銀のほうがより明快といわれています。

(八雲)

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図は16時15分頃の局面。羽生二冠が考えています。
控室では前例を覆す変化が見つかっていません。
「どうしても先手が負けになってしまいますね」(森下九段)
「新しいアイデアをなんとかして見つけないと、検討のしようが……」(阿久津七段)

209
16時頃、深浦九段、阿久津七段、佐藤(慎)四段が大盤解説会に飛び入り参加。
阿久津七段は、先週大阪で順位戦対局を終えてそのまま九州に。土日は小倉競馬を楽しんで、そのまま門司に来たとのことです。

(八雲)

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15時から始まった大盤解説会は大盛況。当初100席用意されていた椅子はすぐに埋まってしまい、100席を追加して計200席。それもほぼ埋まっています。皆さん中座七段の解説を真剣に聞き入っており、将棋への関心の高さがうかがえました。

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ここまで定跡の進行ですが、丁寧に途中の変化を解説する中座七段。

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藤田女流初段。

(八雲)