（本局で使用されている駒は宮松影水師作の清安書）

対局再開後の戸辺六段の手は△７四銀。今まで出ていなかった新手です。６三を補強しただけでなく、△６五銀▲同香△５五馬のような手も秘めており、積極的な受けです。

（写真左が先手側から見た盤面。写真右は後手側からの盤面。どちらから見ても怖い局面だ）


（37手目▲６五香打で昼食休憩。羽生名人は２枚の香で後手陣を狙う）

昼食休憩中は対局中の棋士が、ほかの対局の様子を見に行くことがあります。


（12時15分ごろ、石田和雄九段は振り飛車側から盤面をジッと見据えていた）

（石田九段が退室後に上野裕和五段が特別対局室へ。棋譜を見て「すごいなぁ」と小さくつぶやいていた）

37手目▲６五香の局面で12時10分となり、昼食休憩に入りました。消費時間は羽生名人30分、戸辺六段１時間21分。昼食の注文は二人ともありませんでした。


（記録係は棋譜を２枚書く）

（本局は特別対局室で指されている）