対局者に花束が贈られたあと、両対局者のあいさつが行われ、明日に備えて対局者はひと足先に退場しました。
(挑戦者の永瀬九段)
「神戸は何度か訪れたことはあるが、有馬温泉に伺うのは今回が初めて。後ほど、温泉にも入らせていただけるとのことで、とても楽しみにしている。対局場所の中の坊瑞苑様で先ほど検分をさせていただいた。瑞苑という名前は「良い場所」という意味だそうで、明日からの対局も集中できると思っている。神戸は神戸牛が有名だが、たくさんいただくのは難しいので、堪能できるまでと思っている。明日からの2日間は集中して、熱戦を、よい将棋を、と思っている」
(藤井王位)
「有馬で対局させていただくのは今回で6回目。毎年素晴らしい温泉とご馳走を楽しみにしている。神戸牛はどれぐらいいただけるのか分からないが、そちらも楽しみにしたい。先日の第1局を戦い、その中で深く読むという重要性、必要性を痛感させられた。明日からの対局ではそのことを意識して、一手一手しっかりと考え抜いて指していきたい」