両対局者の退場後、明日の対局の見どころ紹介が行われました。
(司会進行を務めたのは、村田智穂女流三段)
(左から新聞三社連合・森本孝高記者、船江恒平副立会人、福崎文吾立会人が見どころを紹介する)
「番勝負が始まる前に意気込みだけをおうかがいするのではなく、要望をうかがうこともある。永瀬九段は盤側の飲み物で、お茶や水以外に温かいコーヒーと冷たいコーヒーの両方を希望された。動画中継を見ていただければ、そういった場面も見られるのではないか。また、1局目に冷たい凍ったおしぼりの差し入れが気に入られたようで、今回も同様のリクエストがあったため、旅館側に対応してもらっている。藤井王位については基本的に要望は少ない。ただ、移動の際に鉄道を利用したいなどの希望がある場合は対応している」(森本記者)
「角換わりの3三金型という形を、最近の永瀬九段は連採されている印象。ここ最近のおふたりの将棋って連続で千日手になっている。必ずちょっと小競り合いがあってから千日手になるというのが、ちょっと不思議」(船江七段)
「後手は千日手でも構わないね」(福崎九段)
「あとソフトの影響も少なからずあるでしょう。ソフトを見ると50パーセント対50パーセントはよく出てくる数値で、千日手になることを予想している場合が多い。昔は最善が千日手と思っても、『先手番で千日手なんて』みたいな人が多かったように思う」(船江七段)
「無理やり打開していました。みんな、あまり仲よくなかったのかもしれない」(福崎九段)
「藤井さんも永瀬さんも最善を追求するっていうタイプ。別に相手を見て戦型は変えていないのではないか。そういう意味では、同じ人とやっても、違う人とやっても準備されていることは特に変わらないのではないか」(船江七段)
以上で本日のブログ更新を終了します。第2局は明日9時対局開始です。
どんな将棋になるでしょうか。お楽しみに。