図は16時40分過ぎの局面。消費時間は▲藤井6時間27分、△永瀬6時間31分。
永瀬九段は56手目の△4八歩成に1時間10分、58手目の△6五同角に43分と連続長考で、消費時間が藤井王位と逆転しました。ただ、苦しんでの長考というよりは、勝負どころで必要な長考をした印象で、控室でも後手がよくできる可能性があると見られています。
図の△2四歩に対して、先手は▲6八歩と受けるか、▲4一角のような手で寄せ合いに出る選択肢もあります。いずれにしてもきわどい勝負と見られています。
永瀬九段は勝負どころで連続長考を見せた。