両者の対戦は過去に13局あり、永瀬九段10勝、佐々木八段3勝と永瀬九段が大きくリードしています。初手合となった2011年の新人王戦、2012年の順位戦C級2組はいずれも永瀬九段の勝ち。当時は2人とも四段で、永瀬九段は今と違って振り飛車党でした。ここから実に9年間も対局がない時期が続き、2021年の叡王戦本戦でようやく3局目の対戦が実現します。2023年以降は対局の頻度が増え、今に至ります。王位戦では初めての対戦です。
旧将棋会館の2階にあった研修室の壁には、棋士やファンが別れの言葉を残していました。佐々木八段は感謝とともに「永瀬さんと50対局指したい!」と書いています。現在、旧将棋会館は解体工事が進められています。